俳句 いっしょなら、きっと、うまくいくさ。

俳句 いっしょなら、きっと、うまくいくさ。

世界最低の俳句

新年度に入ったかと思えばもうあっと言う間の五月、昔よりは暑いけれども一年で一番美しい季節

でもあります。青葉若葉が洪水のように押し寄せて来る季節の中で、新年度から新しい制服をまとう

ようになった子供たちの真新しい制服姿がそろそろ板に付いて来る時期でもあるけれど───

   

こんにちは、本日の季語は「著我の花 」(しゃがのはな)・・・、初夏の季語です。著我は通常は

シャガとカタカナ表記されたり、また「射干」とも書かれますが、アヤメ科の常緑多年草ですね。

四月の終わり頃から六月頃に咲く花にスポットを当てて季語になっています。

   

アヤメの変種ぐらいに思って、特に名前に留意されない方も多いかもしれませんが、アヤメ科のすらり

とした姿に、白紫色の中心が黄色の独特の花の姿や微妙なフリルの入りかたなど、この花独特の姿は

忘れられません。余りにも完璧な姿に、いつも言うことだけど思わず───

   

「誰にデザインしてもらったの?」と聞きたくなる(笑) まあ、答えは分かっているけれどもネ。

ところで、私はこの花を見ると、いつも折り目正しい制服姿を思い出すのです。

   

制服に身を包んだ少女たち、また少年たちを───

   

完全に大人になり、そして老いる前のほんの一瞬の輝き、おそらく本人たちはその輝きの貴重さも

さほど意識してはいないだろうけど───若さの渦中にあってはそれを当然として受け止めるからね

   

そう言えば、この著我の花は次から次へと新しく咲くけど、咲いた花は一日でしぼんでしまう ・・・。

───そんな思いで詠んでみた句です。

<おまけ その1>

ところで、京都府綾部市では、著我の花が見ごろだそうです♪

   

綾部市の老冨地区では、8年ほど前に杉の樹を間伐し日当たりが良くなったため、シャガの花が群生

し始め、今では5ヘクタールの土地にに400万本ほどのシャガが咲き誇っているそうです。

杉林一面に著我の花が咲き広がる薄紫色の風景・・・さぞかし夢のように幻想的なんでしょうね。

   

生きているうちに一度は実際に見たいよなあ(←またそれを言うかw)

<おまけ その2>

それからもうひとつ・・・ ↓これは何の木だと思う?

   

ん? なんか、木にいっぱい実がなっているけれども・・・もう少しアップにしてみると・・・

   

一番左に見える黒い実が熟した状態です。 そう、これは 桑の実 なのね♪

木は桑の木、正確には 山桑 です。自生しているのかもしれませんが、このコが育っているのは

私有地なんだよね。なので、勝手に実を取って食べてはイケナイ(笑)

   

♪山の畑の桑の実を 小かごに摘んだは 幻か~♪

思わず「赤とんぼ」の歌を歌ってしまった私です。赤トンボの季節にはまだ早いけれども・・・

その前に、真夏の猛烈な暑さがやって来るもんね。まずはその暑さを乗り越えなければ!

来週は30℃を越える日が続くそうです。お互いに体調管理には気をつけましょうね。

それでは今日はこの辺で・・・またね。

  

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俳景俳句コーナー

先週に続いて古い景色じゃが
橋に長刀を合わせてみた。
これも現代ではありえん景色じゃが、楽しい想像をめぐらして下され。
投句はコメントからお願い致します。
勝手ですが投句はお一人三句まででお願い致します。
皆様からの投句
   薙刀が橋より大きな武蔵坊

      これには苦労(九郎)も姿くらま(鞍馬)し

注文の多い茅渟釣り愛好家さん
   青嵐は五条の橋を吹き抜けり
Green Keeper さん
   牛若が跳ぶや弁慶追い縋り

蒼さん

   欄干をひらりひらりと蝶の舞

プーミンさん

   長刀のセーラー服や夏の空

プーミンさん

   小走りに駆け抜ける影雷雨なり

プーミンさん
   主が為髪揺らしし薙刀の美女

あさこさん

   睨み合う勇まし僧兵あちとこち

あさこさん

   薙刀の乙女十七恋すてふ

あさこさん
   橋渡り下駄の音たて風情かな   
えっちゃんさん
   刀持ち侍ごころ頭にうかぶ
えっちゃんさん
   六韜の判官をうつ迎え梅雨
あ〜すけさん
   石川の一番駆ける武蔵坊

jijikatura さん
   武の心忘れで駆ける武蔵坊
jijikatura さん

   われこそは唯一無二なり武蔵坊

jijikatura さん
   弁慶の長刀かわす像ふたつ

 ミールさん

   赤い橋渡れば蓮の花開く

ミールさん

   鮮やかに橋影池に映りおり

ミールさん
   三つ指に薙刀突いて女武士道
mikkon さん
   墨衣五条におもう冬の旅
さんたさん
   牛若の春疾風にて岩融(いわとおし)
まめばぁーばさん
   薙刀や 牛若弁慶 思い馳せ
里山みのきちさん
   夏千歳弁慶の勇橋に聞き
ぼんちゃん
   橋架かり鋭利な先に弁慶の
              思ひ貫きまっすぐに

れもんさん

   楕円の弧長刀の剣風の音

れもんさん
   月明かり 愛しい姫を 留め置け
nikara128 さん
   橋の上月夜の光武者の影
ピンクのかえるさん
   橋丸いなぎなた丸い春の月
dekokakaka さん
   橋の下川の中にも春の橋
dekokakaka さん

   なぎなたを振りかざしては春を切る

dekokakaka さん
   戦いの虚しさ残る川面かな
simpletak さん
   京の橋 常に影有り 弁慶さん
たぁ坊さん


お名前の間違えや誤字があればコメントからお知らせ下さい。
日々是好日

お礼
先週はわがままを言って申し訳有りませんでした。
皆さんからお気遣いや、いたわりのお言葉を頂き涙が出そうになりました。
また、皆さんから頂いたコメントに何も返事をしないという事に非常に申し訳なさと、心苦しさを感じています。
出来たら、別の形で皆さんと繋がることが出来ればと思って思っております。


俳句 関連ツイート

@KentyM_KU ISSAから一茶になって俳句に行くかと思ってたのにお茶がフィーチャーされちゃっちゃ
蹴りつけてかもめ飛立つ卯波かな #俳句 #Haiku

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