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行列のできるリンダ

リンダだとか騒いでるのは一部のブロガーだけ

ふー。参ったな。 
自慢の俊足でも遅れたよ。
コンビニで買ってきた弁当が俺の昼御飯。
俊足ね。俊だけにね。
妻とは家庭内別居。ほとんど会話がない。
でも多感な中学生2人の父親でもある。
妻と結婚したのは、上司のすすめで。
「トシ、こんないい話はないぞ」と。
妻は地元有力者の親戚の女性だ。
今じゃ相手にもされないよ。
あまり気にせず働いていたが
妻の親戚達のおかげで 
家族を養い、小遣いも作れるくらい
まぁまぁいい会社で仕事してる。
でも休みは1人だ。
子供達は友人と遊びや部活に行き
妻も買い物や友人と会ってるようだ。
暇なのでネットを見る。
押し入れを改造しただけだが
そこには俺の城が出来た。
数台のパソコンを駆使して
悦に入るのが楽しみ。
ある日付き合いのあるケンスケさんが
ネットサークルを立ち上げたのを見た。
匿名とは言え、彼宛のメールが名前そのもの。
彼は難しい苗字なのですぐわかった。
ネットサークルで独身者を募っていた。
ケンスケさんは妻繋がりの親戚。
地元の名士の家系でもありリアルに
知り合いなので嫌でも知っていた。
かなりの有名人だし、セレブだし。
独身者限定か。
でも既婚者でも俺が入って裏仕事や、
面倒な車の手配もしたりとかやりたい。
何よりケンスケさんともっと近づきたい。
そう思って応募してみた。
ケンスケさんはあっさりOK出してくれた。
「トシさんならいいよ!手伝って!」と。
俺は副管理人という大役をいきなり
頼まれた。
困る  なんて思わない。嬉しすぎた。
早速初めてのオフ会をする。
はじめましてだから普通に食事会。
でも知らない人同士、出会いを求める
奴らは積極的ですぐに意気投合した。
リーダー気質の彼を兄貴と呼んでみる。
「兄貴、次回もこんな感じでやる?」
ケンスケは、謙遜もせず全員に
「おーい、次は何したい?」と聞く。
「カラオケ?」「バーベキュー?」
「ドライブ?」「花見か?」
「夏には海に行きたい!」等々。
結局、「遊園地」と誰かが言い
「遊園地+ドライブ」に、なった。
みんな子供みたいだな。楽しそうだ。
遊園地って言ったのは「零」という
中性的でスマートな奴。
こんな田舎の遊園地なんか知れてる。
だからドライブも追加したのだ。
そんな感じで俺とケンスケ兄貴中心の
サークル活動が始まった。
一回きりの人もいれば、メンバーに
溶け込んで中心的になる人も出来た。
社会人だから毎回集まれない人も
いたが、それは出会いを逃しただけだ。
活動は軌道に乗り勢い良くなってきた。
今回は、零とナナちゃん幹事の
ハイキングと、温泉がお楽しみ。
ケンスケに連れられて、今回からの
参加者となる若い女性が入ってきた。
とてもハイキングなんて出来そうに
ない姿にケンスケ兄貴は
「俺の説明が悪かったんだ!
俺が面倒見るから!」
と、細身の彼女を抱えたりリフトしたり、
時折お姫様抱っこまでしたりする。
兄貴、その子に興味あるのバレバレだよ。
今日は彼女さん居なくて良かったね?
俺はケンスケ兄貴の副管理人だし、
カメラマンだから新メンバーの
彼女をたくさん写真に入れて
ケンスケ兄貴を喜ばしたかった。
それにしても綺麗な子が入ってきたな。
頂上まで来て、記念撮影。
疲れきって汗だくの彼女を労う。
凍らせたお茶を彼女に飲ませると急に
笑いながら吹き出す。
「だって、見た目オレンジ色だから!
お茶とは思わなくてびっくりした!!」
と初対面とは違うイメージで
あははと大笑いする彼女。 
ノリのいい子だ!
つられてどんどん話題を振っても
秀逸な返事が返ってくる。
なんだ、この子打ち解けやすい
人懐っこい子だ!と思ったら俺も
興味深くなってしまった。
その次のオフは普通に食事会。
俺は早めに行く。
でも彼女はすでに来ていた。
山オフとはまるで違う大人の女性。
大きな二重瞼で薄く小さな口元。
軽く巻いた髪がふわふわ揺れる。
ちょっと見とれた。
その瞬間、俺の携帯が鳴った。
でも着信はない。
振り向くと彼女の携帯が鳴って
彼女が話していた。
「ねぇ、その着うた……」と思い
「ごめん、俺の携帯教えるから
かけてみて?」
不思議そうな彼女。
でもかけてくれた。
俺の携帯が鳴る。
曲は「BOYS town gang   君の瞳に恋してる」
お返しに彼女にもかけてみた。
彼女の着うたはTommy Frvery6の
「Can’t take my Eyes of you」
2人で笑いあった。同じ曲だね!と。
そして一緒に、歌い、リズムをとる。
「♪I love you baby~~LaLaLaLa~♪」
やっぱりノリがいい子だ!
めちゃくちゃ可愛いし!
アドレスももちろん交換。
楽しくなりそうだ。

食事しながら話をすると地元から
来たばかりでこの土地は

よく知らないと言う。


コウイチという男も食いついていたが、

俺も彼女に地元を紹介したかった。

着メロが同じだった経緯も
あって、山オフでもたくさん話したが

この子の話が面白くて。
失礼じゃないのにフランク。
ケンスケさんに怒られない程度に
仲良くなった。

俺の会社は土日の休みは関係ないので
平日でも彼女の都合さえつけば
何処でも誘った。

初めて2人で会った時は展望台で海を見せ、

夜景の綺麗な高台までドライブした。


俺の自慢のワンボックスは後席も
大きく広げられる。

2人で後ろの席に座り、夜景を見ながら
色々話し、星座を見つける。
オリオンが綺麗だった。

でもケンスケさんのお気に入りの子
なので手は出さない。

彼女もそんな雰囲気はなく、いい兄貴の
ように俺に接する。


そんな雰囲気のなか、彼女は告白し始めた。

元彼を追いかけて来たこと。
なので離婚してこの土地に来たこと、
そして小さな子供がいたこと。

孤独が嫌で知り合いが欲しくて
サークルに入ったこと。

そして、やっぱりケンスケさんと
付き合い出していたこと。

けれど、彼女がいるケンスケさんの事は
どうしても信用しきれない。

いつ捨てられるかわからない人より、
自分をちゃんと大事に
してくれる人が欲しいと。

当たり前だ。

そして最近やっぱりコウという男も
色々と世話をしてくれていると。
でもまだ彼氏ではないと。

やっぱりな、そう思った。

けれど次
告白はもっと
驚いた。

彼女は夜はテンションが高くなり
気持ちも余裕出来るが
日中はほぼ動けないくらい鬱だと。

支離滅裂な行為を繰り返し、離婚し、
いつの間にかここに辿りついたと。

たくさんの医療機関から安定剤をもらい、
やっと動けるようになるまで薬を飲む。

薬を飲むと安心して明るく振舞えるが、
反動で翌日は全く動けなくなるいう。

俺とあんまり変わらない状況だ。
そう思った。

俺も孤独が嫌で誰かにすがり精神薬を
飲み、やっと今を何とか保っている。

そして出会い系を使い後腐れのない
関係を持って過ごしていること。

楽しい場は好きだが翌日は
気を遣い過ぎて反動が強いところ。

俺も彼女に俺の本当の姿を話した。
お互い、似たもの同士だったのだ。

親近感を覚えた俺たちはもっと
仲良くなった。

ケンスケさんの存在がなければ
こんな可愛い子はモノにしてしまいたいが
そこまでは踏み出せない。

何より、俺をケンスケさんより信用
しきって色々告白してくれたのだ。

兄貴のように、友人のように
時には親のように慕ってくれる。

そんな彼女を俺も可愛がった。

そして「私の名前、麗(れい)じゃなくて
本当は、(うらら)って言うの
もちろんあだ名だよ?山本リンダのね!」
うらら……春、うららかに。
可愛い!それ可愛いよ!!と言うと
微笑んでくれる。
「実は俺も(トシ)ではなく(しゅん)」
裏の本名を教えたのはしゅんさんだけと
言う。メールではうらら、しゅんさんと
呼びあい二人の秘密が出来た。
でも可愛くて
「うらら!うららん?うららん?」
と呼ぶ。
「あー!しゅん兄ちゃん!」なんて寸劇も
即興でやるくらい仲良くなった。
サークルでは一番の俺のお気に入りに
なりオフ会でもプライベートでも

妹のように可愛いがった。
邪な心は無くなった。
本当に、妹のような感じ。

ケンスケさんにも俺は

用されていたから、副管理人を

利用してうららを可愛いがった。


春うららかに存在してるような子だった。




君の瞳に恋してる  1



美優


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