すべてが柴犬になる
俺の人生を狂わせた柴犬
(ブログの登場メンバー)
「チンパン」 ブリージングメソッドを分かりやすく伝えるため、日々猿知恵を絞っている。
「杏子(あんこ)」 長年にわたってチンパンの問答相手をつとめる。もはや腐れ縁と諦めているようである。
「虎徹(こてつ)」 ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペット・柴犬オス。
記事を知的でキュートなコメントで締めてくれる。
「小学三年生の娘は、怖がりの癖にオバケ話が大好きです。
最近ますますエスカレートしてきて、『オバケを見た』などとしょっちゅう言っています。
現実と空想の区別がつかないまま、まともに育っていけるか心配です。
いつの間にか、我が家がオバケ屋敷に」
「子どもはオバケや幽霊の話が好きだよね。まして昔から夏は怪談の季節。
昔はエアコンも無かったから、怖い話を聞いてゾ~ッ!とすることで涼を取った名残かも?」
「そして8月はお盆(東京は7月)、9月はお彼岸という具合に、スピ的に言うと、あの世のエネルギーがこの世にかぶさってくる時期でもある。
夏に霊関係の話が求められるのには、必然性が存在する。
チンパンが子どもの頃も、毎年夏になるとTVで『あなたの知らない世界』という心霊特集が放送されていた」
「全国の小学生たちを恐怖のどん底に叩き込んだ、伝説のシリーズらしいよね」
「『あなたの知らない世界』に登場する霊たちは、下から役者の顔を緑色のライトで照らしているだけだった(笑)。
いま思うと超ショボイのだが、当時は本当に怖かった。
夜布団の中で思い出すと、部屋の暗闇の中に誰かが居るような氣がして、なかなか寝付けなかったものである」
「でも、見るのはやめられないと(笑)。
まあフィクションだと割り切って、楽しんでいる分にはいいけど、現実との区別がつかなくなってくるのはまずいよね。
『赤毛のアン』にもそんなエピソードが無かった?」
「アンは空想力に富んだ孤児の少女。
言葉を駆使する能力も抜群で、ありふれた池や田舎道に、『輝く湖水』や『恋人たちの小道』などと華やかでロマンチックな名前をつけていく」
「すると美しいけれど退屈な田舎=プリンス・エドワード島が、素敵な夢と空想の世界に変貌して行っちゃう。
これって言霊(ことだま)だよね。
『古事記』でも歴代の天皇陛下が、日本全国を回りながら、その土地の山や川とかに名前をつけていくもんね。
日本が平定されていくのは、武力だけじゃなくて、言霊の力も大きかったって暗示かも?」
「アンを引き取った中年女性のマリラは、最初はアンのとめどない空想力やおしゃべりを『どこか得体が知れない』と薄氣味悪くさえ思っていた。
だが次第にアンに感化されていき、アンの空想話を密かに楽しむようにさえなる」
「ガチガチの現実主義者だったマリラも、感情・感性が柔らかくなっていくもんね。
『赤毛のアン』は、『心のストレッチ』の一例として読んでも参考になるよ」
「アンの空想力は周囲の人を楽しませ、アン自身がしあわせになる方向に働くことが多かった。
しかし、時にはアンの空想力が行き過ぎてしまい、アン自身を苦しめることさえあった」
「『お化けの森』のエピソードだよね。
家の裏にある森を、お化けの住み家とみたてたアンは、友人と一緒にほしいままにオバケの空想をめぐらせちゃう。
そんなある日の夕方、マリラにおつかいを命じられたアンは、『お化けの森』を通らなくちゃいけないから嫌だって怯えるんだよね(笑)」
「アンが空想と現実の区別がつかなくなっていることに呆れたマリラは、断固としてアンをお使いに行かせた。
夕闇迫る森の中を、自分がつくりだしたオバケのイメージに震えながら、アンは必死で駆け抜けた」
「命からがらお使いをやり遂げたアンは、これからはありふれた範囲で空想を巡らせて満足することを、マリラに誓うって結末。
時にこうした痛い体験を通しながら、アンは空想力をコントロールすることを学んで行くんだよね」
「瞑想やイメージングばっかりにはまって、現実感覚を失ってしまう人は、意外と多い。
だからブリージングでは瞑想と並行して、必ず体操で身体を整えることを行う。
『地=現実 に脚足を着ける』ことを忘れないため。
右手左手指の握手もよい。
左手上、右手上を交互に繰り返す。
手を組み替えた時に違和感があるほど、右脳と左脳のバランスが悪い」
「左手は右脳=イメージを司る脳、右手は左脳=理屈を操る脳 につながっているもんね。
握手に違和感があるのは、左右の脳がそっぽを向いているって証拠。
そういう状態で決断したことは、まず間違っているんだよね」
「正解。
『霊が見える』などと突拍子もないことを突然言い出す人も、こういう状態のことが多い。
普通は36回も繰り返したら違和感が無くなる。左右の脳のバランスが取れて来たということ。
相談者さんは娘さんにやらせるとよい」
古久澤先生のメルマガとブログに学んで、左右の脳をバランスよく使えるようになろう。
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のブログはこちら。
「昔は怪談を語るだけじゃなくて、『肝試し』もやったもんね。
夜のお墓とかに一人で行って目印をつけて帰ってくるとか。
頭だけじゃなく、自分の身体全部で怖い体験と向き合って、恐怖心を克服することがポイント。
『お化けの森』を通ってのアンのおつかいも、アンにしてみれば肝試しそのものだったわけで。
相談者さんも、娘さんに肝試しみたいなことをやらせたら、少しは収まるかも?
安全への配慮・見守りは必要だと思うけど」
「昔の日本人は、怪談や肝試しなどを通じて、霊的な存在に対して健全な『畏敬の念』を持って接することを学んだのかも知れない。
霊的なモノを軽んじることなく、かといって無用に恐れることもないニュートラルなスタンスを常に保つ」
「それが本当のオトナってモノかもね。
いまの日本人は、お金に代表される『目に見えるモノ』しか信じていないのが主流。
その癖、占いとかパワースポット巡りは好きな人が多いじゃん?
分裂しちゃってるよね。相談者さんの娘さんも、分裂したまま成長しちゃうと確かにまずいよ」
「いわゆる霊能者はその分裂を統合できないまま、大人になってしまった人が多いのかも知れない。
一色まことのマンガ『花田少年史』は、このテーマを扱った名作」
「昭和40年代の田舎を舞台にした作品だよね。
主人公・花田一路(はなだいちろ)は、手のつけられないヤンチャ坊主の小学生。
ある日、イタズラが過ぎた一路は、交通事故に遭っちゃう。
命はとりとめたけど、手術で頭は丸坊主になり、その上オバケが見える能力をゲット。
成仏できない霊たちが、次々と一路に相談を持ち掛けて来るんだよね」
「この世に執着を残した霊は、死んでもあの世へ行けない。
執着の内容も霊によって違う。本当にヘビーな事情もあれば、笑ってしまうようなアホな執着もある」
「でも、どんな滑稽な事情でも、当事者にとっては大問題なんだよね(笑)。
悩みって、そう言うモノかも?
その内容は違っても、執着とは『重さ』のこと。その重さが成仏=あの世に昇っていく ことへの妨げになるわけ。
ダイエットで体重ばかり氣にする人が多いけど、心の重さ、体感としての重さの方が、本当は大問題だってことだよね。
実はブリージングで『軽やかなカラダ』を目指すのは、そういう視点も含めているんだよね」
「そのとおり。健康法の究極のゴールは、『よく死ぬこと』。
ピンピンコロリ=元氣で長生きして、長患いせずにコロッと苦しまずに死ぬのが理想だ と世間でも考えられている。
お盆の時期だからあえて言うが、ブリージングストレッチでは、死んだあとのことまで考えているのである。
『花田少年史』に話を戻すと、一路は持ち前のバイタリティで霊たちの悩みを解決し、次々に成仏させる。
しかし、霊の世界に深く関わるほど、一路の身も危なくなっていく」
「生死の境目がアイマイになっちゃうからだよね。再び交通事故に遭った一路は、瀕死の重傷を負っちゃう」
「危篤状態になったとき、それまで一路に救われた霊たちが、『生きろ!』と一斉に一路に氣を送った。
お陰で一路は命を取り留めた」
「でも、助かるのと引き換えに、一路は霊が見える能力を失い、霊たちとの記憶も消えちゃう。
ずっと丸坊主だった頭にも、毛が生えて来るし。
お坊さんみたいな丸坊主は、『あっちの世界』につながっているって象徴だったんだろうね」
「最終回で一路は小学生から中学生、高校生に成長し、やがて親になった。
息子の千里(せんり)は、子どもの頃の一路そっくりのわんぱく坊主。
やはりヤンチャが過ぎて生死にかかわるほどの事故に遭い、手術で丸坊主になった。
そして同じくオバケが見える能力が覚醒したのであった」
「その最終回で花田家の男子は、なぜか一時期頭が丸坊主になる時期があったことが明かされるんだよね。
一路のお父さんも、おじいさんもそうだったって。
だからタイトルが『花田少年史』だったってオチ。
花田家の代々の少年たちは、霊の世界に対して、特別な役割を負わされているって暗示」
「霊能者や超能力者のように、アンバランスな能力を得てしまうと、元に戻るには死ぬほどの目に遭わなければならないとも読める。
少年=子どもが大人になること自体がイニシェーションでもあるが。
そもそも子どもは、『異界』『あっちの世界』に招かれやすい存在」
「虫とかカエルとか、大人だったらとても触れないような氣持ち悪い生き物を、子どもは平氣で触るもんね。
その意味では子どもは異形に近しい存在なのかも」
「花田一路ほどの極端でなくても、子どもはみんなオバケの類へのアンテナを持っているとも言える。
普通は成長していくと共に、勉強・部活・友達との付き合いなど、現実生活が忙しくなって、自分がかってそういう感覚を持っていたこと自体を忘れていく。
『花田少年史』がヒットしたのは、忘れていた読者たちの子供時代の深層記憶を揺さぶるからかも知れない」
「相談者さんの娘さんも、いまにオバケの話なんかしなくなると思うよ?
心配だったら合掌合蹠(がっしょうがっせき)屈伸をやらせるといいよ。
足先を左右30度ずつ開いて立って、頭上で合掌し、ドームをつくる。
息を吸いながらまっすぐに身体を沈めていく。足はカエル足=合蹠(がっせき)になってつま先立ち。
背骨はまっすぐに保って、頭上のドームの指先も天上に向け続けるよう意識。
息を吐きながら元に立ち上がって最初の姿勢に戻る。この動作の繰り返しだよね。
この屈伸をやると、上下の氣のバランスが取れちゃう」
「そのとおり。沈んでいくのは、地=現実に脚足をつけることそのもの。
上がっていくときは天に向かって氣を上げること=イメージの世界で遊ぶ。
人間はこの両方が出来ないとダメ。イメージだけだと誇大妄想になる。現実だけだと夢が持てない。
この屈
は重心を上下させながらも、常に合掌は天に向ける。その意味でも上虚下実の状態を実現している」
「この屈伸をやっていると脳のバランスが取れて、落ち着きが出て来るよね。
上がり症でイザ本番で実力を出し切れない人にもおすすめ」
「世界は重心操作で動いている。花火も実は重心運動」
「夜空に上がっていく花火を見上げることで、氣も重心も一緒に上がっていくもんね。
クライマックスで夜空に美しい光の模様が咲く=イメージング。
そのあとでドーン!って音が響くから、一挙に氣も重心も下がっちゃう。
花火は立派な呼吸法であり、氣功法なんだよね。
夏は呼吸法の季節だから、花火大会が全国で開催されることにも意味があるってこと」
「巧みな重心移動と深い呼吸が出来るカラダになれば、娘さんのオバケ妄想は自然に消えていくと思われます。
オンショウゲンアクアクソワカ~!」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。
写真は『ウラメシヤ~』な感じのボクです。手首の固さは執着を表します。
幽霊の手は、この世への強い執着を残している証拠。
そして足が無いのは、この世のモノではないというサインです。
人間、生きているうちから手首が固いのはまずいんです。
だからブリージングストレッチには手首のストレッチがたくさんあります。
四つん這いで手の甲を床に着ける体操は、基本中の基本。
自分の体重で手首を柔らかくほぐしていきます。
手首が柔らかくなるにつれて、執着心が薄れていきます。
集中と執着は似て非なるモノです。集中はその対象にフォーカスすることも離れることも自在。
執着の場合は、ずっとその対象や出来事に心が縛られている状態です。
執着が筋肉を固くし、病氣のもとや、夢をかなえるブレーキになります。
まして死んだあとの行先まで手首の柔らかさで決まるとしたら・・・・。
Go to Heaven.(天国へ行く)
となるためにも、手首を柔らかく保ちましょう~。
つづく
個人主義の崩壊と柴犬の勃興について
赤柴どんぐりによる
床ドン。
抱きつき(^^;)
仲良しぶりですが、
現在3才、年齢的にはオトナな赤柴どんぐり。
サスペンスな寝姿。
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