ラウドネス スーパーローカル宣言
「初期Xのアグレッシヴさと
ラウドネスのヘヴィさを兼ね備えた感じかな」
これはロッキンf2000年6月号のインタビューでバンドの創始者である
沢田泰司の語ったクラウド・ナイン
(この時点ではバンド名は非公表だった。以下「クラナイ」)のイメージです。
ただしこの発言、前者は「初期のX」と言っているので
遅くとも泰司が脱退するまでであると思われますが、
後者は単に「ラウドネス」としか言っていないので、
いつのラウドネスを指しているのかがわかりません。
初期Xを引き合いに出しているところから自身が在籍していた時期、
つまり第三期と考えるのが自然ですが、このインタビューが行われていたころまで
活動していた第四期の可能性も否定できません。
少なくともこのバンドのリーダーのshuは一貫して第四期ラウドネスを
ゴリ押しすることで知られています。
昨年のラウドネス35周年記念ニコ生でも第四期をゴリ押ししていたことは
記憶に新しいでしょう。
そうはいっても、クラナイのイメージは間違いなくモトリー・クルー寄りのアメリカンです。
「ブッダ・ロック」と呼ばれた第四期ラウドネスとは印象がだいぶ違いますが、
ヘヴィなグルーヴ感は第四期の影響を受けていると思っています。
当ブログではこだわりなく「HR/HM」の範疇に入るバンドとして語っていますが、
そもそもクラナイはメタルに属するバンドなのでしょうか?
一応ウィキペディアではジャンルに「ハードロック、ヘヴィメタル」となっていますが、
メタルらしい様式にあふれているというわけではなく、ギターソロよりリフ重視ですので、
「らしくない」というか、90~2000年代のヘヴィロックに入るバンドであると
思えるところがあります。
メンバーについて
数年にわたる活動期間において変わったのはベーシストだけという
結束の固さもクラナイの凄さでした。
ヴォーカル:YAZZ
「超へヴィーなバックにブルージーでソウルフルな歌を乗せたようなサウンド」
というイメージにピッタリという理由で選ばれたシンガー。
それでいてシャウトは超強力。
ギター:Shu
リーダーでありメインコンポーザー。速弾きが得意なタイプではなく、
6弦をほかの弦と比べて一音下げるドロップ・チューニングを活かした
ヘヴィなリフで押していく楽曲が基本。
ベース
結成~2001年までと、2007年以降は泰司が、2001年6月~2002年1月までが
セッションプレイヤーのFIREが、2002年1月~2007年10月の最も長い期間を
MARUが担当。
全員がテクニカルなプレイヤーで、泰司以外は指弾きでした。
特にMARUはラグビーで鍛えた肉体を活かしたパフォーマンス
(ステージでは上半身裸!)で圧倒的なパフォーマンスを見せ、
スラップやタッピングも器用にこなすテクニカルさも兼ね備えていました。
ドラム:A-JOE
上半身裸で叩くワイルドなスタイルのドラマー。
ヘヴィなリフに絡める’90年代的なツーバスが印象的。
息の長い活動をしていたクラナイも、現在では活動再開の見込みはなさそうです。
今思えば、2008年の”HELLS RAGE”からはクラナイらしからぬ
ダークなイメージが漂っており、Shuの曲作りがその方向に向かうのであれば
クラナイの継続はこの時点で厳しかったのかもしれません。
ラウドネスのあまりの凄さに戸惑いを隠せない
🌸桜バームクーヘン🌸
ラウドネス 関連ツイート
初めて生で観たけどさすがすげぇな!!!
なんだあの爆音は。
バッキングがいないギターソロであんなに音圧出せるもんなのか。
あと手の動きに無駄が無さすぎる。
これが高崎晃か。
#LUNATICFEST
#ルナフ…