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フレコトラックが止まると、暮らしは止まる。

日本を蝕むフレコ

「ヘビクイワシ」という鳥をご存じだろうか？

名前に鷲と付いているが普通の鷲と明らかに違う出で立ちで

非常に美しい睫毛を持つ実在するのかすら

疑いたくなるほどの美鳥である。

(画像はいらすとやより)

世間がUSM発売で湧いている発売日に空気も読まず新企画を初めます。USMのゲームレビューはやるかどうか考えてませんが、どこかで語りたいなとは思ってます。さて、新企画は動物紹介です。「動物紹介なんてやるのに初回が狼じゃないとかお前ホントにフェリルか？」と疑われそうですが、私だってなにも狼だけが好きで他の動物に目もくれないわけではないのです。狐だって大好きですし、今回紹介する鳥さん含む猛禽類だってむちゃくちゃ好きなんです！という前置きはさておき、今回のこのコーナーではけもフレブームで様々なマイナー動物を知ることになり、その中で一際目を惹いたヘビクイワシという鳥さんを紹介します。

ヘビクイワシとは？

某ペディアからそのまま持ってきてますがご了承を。ヘビクイワシはタカ目ヘビクイワシ科ヘビクイワシ属に分類され、この一種だけでヘビクイワシ科を構成しています。つまり孤立種です。もう既にプレミアムな感じがしてきましたね。ちなみに普通のワシはタカ科なので遠い親戚みたいなものです。そう、ワシというのは名ばかりなのです。

漢字では「蛇食鷲」と書き、和名もそうですがなんとなく優雅さに欠けます。しかし英語で「secretary bird」といいなかなかおしゃれな名前となっています。名前の由来はセクレタリー（書記官）の使う羽ペンのような飾り羽を持つことからだとか、アラビア語が語源だとか言われています。セクレタリーといえば、遊戯王やってらっしゃる方なら最近のアニメVRAINSに出てくる「バックアップセクレタリー」というモンスターを思い出すでしょう。というか私がセクレタリーという単語を知ったのはそこからだったりします。フランス語だと「secrétaire」といい、更に優雅な感じになります。学名は「Sagittarius serpentarius（サジタリウス・サーペンタリウス）」といい、何故か射手座を意味するサジタリウスが入っているなど、厨二心をくすぐるかっこいい名前となっています。

ルックス

とにかく美しい！

ここまで美人（美鳥？）な鳥さんを見たのは初めてでした。突然Twitterでリツイートが回ってきて、この子を目にしたときの一目惚れ感はぶつ森のビアンカさんに近いものがありました。

美しい睫毛に飾り羽、そしてスラッとした長い足…黒いレギンスのように見えるのもまたセクシーで素晴らしいです。こんなにも美しいのに何処か可愛らしさも持ち併せているのが最高です。以上の事で間違いなく好きな鳥さんナンバーワンと言えます。

また、この見た目から手塚治虫の「火の鳥」を連想した方も多いようです。睫毛とか足の長さとかそっくりですものね。火の鳥は昔ちょっとだけ親に見せてもらっていたので少しだけ知ってました。犬の頭嵌められて取れなくなる人がいてTFっぽい反応しててちょっと萌えたのを覚えてます。

生態

大きさは体長100～150cmで、羽根を広げると200cmにもなる大きな鳥です。体は白と灰色と黒の羽毛に覆われており顔だけがオレンジ色の肌を覗かせています。カラーリングがそもそも美しいですよね。

生息地はアフリカ中央以南のサバンナで、スーダンというアフリカの国では国章にも使われています。

長年使い続ける大きな巣を作り、単独またはペアで生活します。そのペアは一生解消されない一途な鴛鴦夫婦というわけです。微笑ましいですね。

地上を徘徊して餌を探し回るのですが、ダチョウのように飛べないわけではなくちゃんと空を飛ぶこともできます。（しかも飛ぶ姿もまたかっこいい）餌は名前にもある蛇を始め昆虫、爬虫類、鳥類とその卵、ネズミやウサギなど猛禽類らしい餌を食べます。蛇しか食べないというわけではないようです。

そして最も有名なヘビクイワシの生態といえば、やはり蛇へのキック攻撃です。

恐らく日本でいちばん有名なヘビクイワシ、静岡の掛川花鳥園の「キックちゃん（♀）」です。優雅な見た目からは想像もできないような強烈な蹴りを蛇の頭目掛けて放ち、弱らせてから食します。なんと毒蛇も食べてしまうそうです。

またこのキックは体重の5倍の力があるそうで、もし私がこの体重のままヘビクイワシになったら250キロのキックができるというわけです（笑）

どこで会えるの？

ヘビクイワシはもちろん日本には生息していません。そしてかなりマイナーな生物なので動物園での飼育例も非常に少なく、現在日本で飼育されている動物園は上野動物園、東武動物公園、千葉動物公園の三箇所と先ほど挙げた掛川花鳥園の四ヶ所だけのようです。

おすすめはやはり掛川花鳥園ですね。けもフレコラボとかやってて遊園地まである東武動物公園も捨てがたいですが、キックちゃんのショーのためだけに花鳥園に行く価値があります。

実はここ、私も2008年春に一度家族と行ったことがあるのですが、ホントに鳥さん好きの聖地でした。今は一眼もあるし、行く理由もある。そして来年2018年は最初に行ってからちょうど10年なので来年のどこかで行こうと思
います。

で、ここまで調べて私思ったんです。

「おめぇに上野動物園行ってんじゃねえか！！」

と。そうなんです、私ヘビクイワシと二度もニアミスしてるんです。掛川花鳥園は仕方ないとはいえ、上野動物園はあと2ヶ月早くヘビクイワシを知ってれば見に行くことができたと考えるとなんと惜しいことをしたんだと思います。というわけで、時間あれば次に東京行ったら会いに行ってみようかな？なんて考えてたりします。とにかくこの美しいヘビクイワシをひと目、いやできればいっぱい見てみたいのです！

以上で今回の記事は終了です。こんな感じで主観と知識を混ぜながらゆるい感じに紹介していこうと思いますが、気まぐれな企画なので次がいつになるのかは分かりませんので気長にお待ち下さい。

では、今日はこのへんで！