宝石 私を、私たちにする。

宝石 私を、私たちにする。

いきいき、宝石

Side C
勉強をするのに於いて、開発研究するのに於いて、
色々な物事は分析出来る
データや数字に基づいて考える事で無駄も無い
データを蓄積して、例え失敗しても次に繋げる
成功なんてなかなか無くて、投げ出したくもなる
それでも続ける事が出来るのは
僕が機械は信用出来ると思っているから
だって、機械に感情は無いから単純で分かりやすい
ひとは僕に対して何を思うかは分からない
でも、機械は手を掛ければ掛けるだけ…
僕に寄り添ってくれるような気がしたんだ
仲良く話し合う誰かと誰かを見たり、
テレビのなかの人々が笑い合う光景を見たり、
例えば恋人達を見て
寂しく無いだなんて言ったら嘘になる
だから、『Electric Love』を開発して
誰か、僕が真っ直ぐに向かい合えるひとと話せたら…
そんなひとがもしも、どこかにいれば
今まで見て来た誰かや誰かのように
僕もひとを大切に思って思われたら…
そんな風に夢を見た
ユノヒョンが偶然
『Electric Love』にログインしてくれた事
それは僕にとって、変わらない日常に彩りを与えてくれるものになった
画面越しでは有るけれど、
誰かと話していて初めて『楽しい』と思った
変わり映えしなかった日常
でも、明日が来る事が楽しみになった
寝不足になったってユノヒョンがログインしてくれるのを待ち侘びるようになった
せっかく『Electric Love』のなかで
顔を見ずに楽しく話せるようになった
それなのに現実世界でも出会ってしまい、
赤面症で上がってしまう性格のせいで
上手くコミュニケーションが取れなくなった
ゲームのなか、赤面せずに上手く話せていた僕を
ユノヒョンは好きだと言ってくれた
それなのに、ふたりの僕を別人だと思っているユノヒョンが現実世界での僕とも嬉しそうに話したり、
つまらない僕を大学でわざわざ探したり…
それがどうしてか分からなくてもどかしかった
分からない、自分の気持ちすら分からないなんて
こんな事初めてなんだ
だけど、今だって…
ひとりでいつものベンチに座って
来るか来ないかも分からないユノヒョンを
まるで待っているようにそわそわしていた時は
頬に触れる風が冷たくて、心も何だか寂しかった
でも、今はユノヒョンが左隣に居るから
寒さだって何故か感じなくなってしまった
心拍数も上がってしまって困るんだけど
言ってしまったら嫌われる、馬鹿にされるかもしれない
そう思いながらも自分のコンプレックスを話した
でも、ユノヒョンは『気にしなくて良い』
そう言ってくれて少し、気持ちが軽くなった
でも、今度は顔を見なくても声を聞いたりしただけで顔が熱く、赤くなるようになってしまった
もしも風邪っぴきのユノヒョンが大学に来たら、
もしも昼に僕がいるベンチにやって来たら…
そう思って作って来たスープをユノヒョンは嬉しそうに飲んで美味しいと言ってくれた
それだけで僕の方が嬉しくて、また顔が赤くなる
そんな僕をユノヒョンは覗き込んで来るから、
恥ずかしいし困ってしまった
だから、どうして赤くなるのか分からないと言ったら、
ユノヒョンはもっと嬉しそうに僕を覗き込む
これ以上心拍数が上がったら危ないんじゃあないかと思った
「俺からしたら可愛いけど、
チャンミンにとっては大事な事なんだって分かるよ
でも、やっぱり…
昨日、ゲームのなかで赤くなっていたのは何で?」
「…近過ぎます」
隣で、体温が伝わって来そうなくらい近くに座っている事だって緊張するのに、地味な僕とは比べ物にならないくらい整った顔に近付かれて思わず仰け反ったらくすりと笑う
「変な事って…
俺を好きになって、って言った事?」
「…何度も言わないでください」
会いに来てくれて嬉しい
勿論風邪は心配だけど…
昨日もユノヒョンの部屋で話して、
その後も画面越しで話したのに
今まで話せなかった事も勇気を出して話したのに…
それでも嫌われなかったと思えて安心した
安心したらもっと声を聞きたくなるだなんて
僕は何だか欲深い
「多分、俺の事を好きなんじゃ無いかな?
好きになって、じゃなくて好きなんだと思う
どう?」
「…」
僕がユノヒョンを『好き』
その言葉が耳に届いて脳に達して…
でもまだ分からない
だって、好き、を確実には知らないのだから
ずっとずっと、人前に出ると赤くなる事が嫌だった
それを知られたら、見られたらおかしいと思われると思ってきた
だけど、ユノヒョンはそんな僕を知っても会いに来てくれた
だから、緊張するけど…自分だけでは分からない、持て余す気持ちをユノヒョンに聞いて欲しいって思ったんだ
「ゲームのなかで…相談したんです」
「…え」
ユノヒョンが目を丸くした
確かに脈絡が無かったかもしれない
でも、自分でもまだ分からないし整理出来ない気持ち
言葉にするのも難しいんだ
「どうして僕が分からない気持ちを、
ユノヒョンやゲームの女の子達は分かるんですか?」
スープを飲む為にマスクを下げているユノヒョン
目の前の整った小さな顔は赤くなっている
きっと、それは風邪を
いて熱が有るから
そして、僕が今赤くなっているのは
ユノヒョンの顔を見ているし見られているから
そうなんだって思おうとしたいのか、
それとも否定して欲しいのか、
どうして僕はこんな事をユノヒョンに話しているのか…
「ゲームの女の子、って『Electric Love』の事?」
「…そうです……っ…ユノヒョン…」
「少し熱い」
左隣のユノヒョンが身体ごとこちらを向いて、
左手がゆっくり伸びて僕の右頬に触れた
風は冷たい筈なのに、触れられたら
もっと熱くなって逆上せそうになる
「…ユノヒョンが触るから、もっと熱くなるんです」
「どうして俺が触ったら熱くなるの?
俺以外の誰かが触れたら?」
「そんなの…分かんない…」
ゆっくり顔が近付いて至近距離で覗き込まれる
ここはひとはなかなか来ないけれど、
でも誰に見られるか分からない
離して欲しい、恥ずかしい
それなのにユノヒョンの手を振り払う事が出来ない
ぎゅう、と目を瞑ったら
今度は左頬にも掌が触れて、包まれた
「ゲームのなかの女の子は何て言ったの?
チャンミンは何て言ったの?教えて欲しい」
目はもう開けられなくて、
頬に触れるユノヒョンの掌だけに
感覚が研ぎ澄まされるようになる
僕がデータを入力したキャラクターの女の子
彼女は僕に、それは恋では無いのかと言った
でもそんな事分からない
自分に自覚なんて無いのに言えない
でも、黙っていてもユノヒョンは手を離してくれない
何も言わないからそっと目を開けたらもう一度
「聞かせて」
そう、優しく言われて…
どうしてか抗う事が出来なかった
「恋は、体温が上がって鼓動が速くなる…
そう言われました」
「チャンミンは今熱い?頬は熱いよ」
「…熱い、どうしてか分からないけど熱くて…」
熱いし、見つめられたら目頭が熱くなって
泣きそうになる
でも、それが嫌じゃなくて
どうしてなのか分からない
きっと泣きそうになっている事だって、
こんなに近くに居たらユノヒョンも気付いている筈
それなのに手を離してくれない
「他には?何て言われた?」
「…好きなひとを見ると…
瞳孔が開いて多少の興奮状態になるって…」
「へえ、じゃあちゃんと目を開けて?」
「……見ないでください」
大学の売店で初めてユノヒョンの姿を見て、
そして腕を捕まれた時のように
『離して』
そう言えば良いのに、顔を背けたら良いのに…
「チャンミン、瞳孔が開いてる
どうして?」
「…ユノヒョン、近い…」
鼻先が触れそうなくらい近付いて、
ユノヒョンの黒くてまるで宝石のような瞳が目の前
近過ぎるからか、涙が滲んでいるからか
ぼやけてしまう
そうしたら少しだけ恥ずかしさは薄らいだ
「チャンミンも触って?」
「え…」
左手が頬から離れた
緊張しなくて良いから安心すれば良いのに、
それを寂しいだなんて思った
でもそれも一瞬で、ユノヒョンの左手は
僕が膝の上で固く握っていた右手に触れて、そっと掴まれて持ち上げられた
「俺の頬を触ってみて」
「何で、ですか」
「触れば分かるよ」
赤くなっている頬
ユノヒョンと僕とどちらが赤いかは分からないけど、
きっと風邪で熱が上がっているのかもしれない
手を包まれたまま、ユノヒョンの頬まで導かれて
ゆっくりと触れた
「…熱い、やっぱり熱が上がったんじゃあ…」
昨日よりは元気そうに見えるけれど、
また悪化したら大変
帰った方が良いのでは…
そう言おうとしたら、ユノヒョンが微笑む
「熱は無いよ、それに授業を受けている間はやっぱり少ししんどいかなあと思ったけど、チャンミンに会ってから元気になった」
「じゃあどうして熱いんですか?」
「チャンミンが好きだからだよ
好きなひとが目の前に居て、触れて、そして触れられてるから」
そう言うと、さっきまでユノヒョンの左手が触れていて、でも今は寂しくなってしまった右細に唇が押し当てられた
「…っまた勝手に…」
「好きだし、
チャンミンも俺の事を好きだから良いだろ?」
「…好きなんて、恋なんて分からない」
「初恋だったら分からなくても恥ずかしく無いよ
初めて俺がログインした時に言っただろ?
『恋とか愛が何なのか一緒に探しましょう』って
俺は見つけたから、後はチャンミンだよ」
恋を知らない
だからまずは友人を、
何でも話せるひとを見つけたいと思った
それなのに、友達を飛び越えてユノヒョンは
どんどん僕の心のなかに入り込んでいく
「ちゃんとしたキスは風邪がちゃんと治ったら
今はチャンミンに移したら大変だから」
「…っ…あ…」
もう一度、今度は額に熱い唇が触れて離れていく
掌も唇も離れてしまうと、何だか寒くなるし寂しい
「恋は分からない

も、ユノヒョンが居たら、ユノヒョンが触れると
泣きたくなるのにどきどきするのに…
嫌じゃなくてもっとって思うんです」
どれだけ勉強したって感情をコントロール出来ない
自分自身の感情が分からない
データを蓄積しようとしても恋を知らないから出来ない
こんな面倒ならば機械と向き合っていた方が良い
きっと、少し前の僕ならそう思っていた筈だ
だけど、今は…
どうして僕はこんなにユノヒョンに反応してしまうのか、その理由が知りたい
「もっと、って思ってくれるの?」
「どうしてか分かりませんが…」
感情を持て余すなんて情けない
自分の気持ちが何なのか分からないなんて情けない
でも、そんな僕でも…
「嬉しいよ」
ユノヒョンがくしゃっと目を細めて笑ってくれるから、
それだけでやっぱり泣きそうになる
どうしてなのか分からないけれど、胸が締め付けられる
こんな自分を少しずつ受け入れて…
この感情の正体を、ちゃんと自分で知りたいって思った
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必読、女性に宝石の話をしてはいけない理由

Side C
勉強をするのに於いて、開発研究するのに於いて、
色々な物事は分析出来る
データや数字に基づいて考える事で無駄も無い
データを蓄積して、例え失敗しても次に繋げる
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それでも続ける事が出来るのは
僕が機械は信用出来ると思っているから
だって、機械に感情は無いから単純で分かりやすい
ひとは僕に対して何を思うかは分からない
でも、機械は手を掛ければ掛けるだけ…
僕に寄り添ってくれるような気がしたんだ
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例えば恋人達を見て
寂しく無いだなんて言ったら嘘になる
だから、『Electric Love』を開発して
誰か、僕が真っ直ぐに向かい合えるひとと話せたら…
そんなひとがもしも、どこかにいれば
今まで見て来た誰かや誰かのように
僕もひとを大切に思って思われたら…
そんな風に夢を見た
ユノヒョンが偶然
『Electric Love』にログインしてくれた事
それは僕にとって、変わらない日常に彩りを与えてくれるものになった
画面越しでは有るけれど、
誰かと話していて初めて『楽しい』と思った
変わり映えしなかった日常
でも、明日が来る事が楽しみになった
寝不足になったってユノヒョンがログインしてくれるのを待ち侘びるようになった
せっかく『Electric Love』のなかで
顔を見ずに楽しく話せるようになった
それなのに現実世界でも出会ってしまい、
赤面症で上がってしまう性格のせいで
上手くコミュニケーションが取れなくなった
ゲームのなか、赤面せずに上手く話せていた僕を
ユノヒョンは好きだと言ってくれた
それなのに、ふたりの僕を別人だと思っているユノヒョンが現実世界での僕とも嬉しそうに話したり、
つまらない僕を大学でわざわざ探したり…
それがどうしてか分からなくてもどかしかった
分からない、自分の気持ちすら分からないなんて
こんな事初めてなんだ
だけど、今だって…
ひとりでいつものベンチに座って
来るか来ないかも分からないユノヒョンを
まるで待っているようにそわそわしていた時は
頬に触れる風が冷たくて、心も何だか寂しかった
でも、今はユノヒョンが左隣に居るから
寒さだって何故か感じなくなってしまった
心拍数も上がってしまって困るんだけど
言ってしまったら嫌われる、馬鹿にされるかもしれない
そう思いながらも自分のコンプレックスを話した
でも、ユノヒョンは『気にしなくて良い』
そう言ってくれて少し、気持ちが軽くなった
でも、今度は顔を見なくても声を聞いたりしただけで顔が熱く、赤くなるようになってしまった
もしも風邪っぴきのユノヒョンが大学に来たら、
もしも昼に僕がいるベンチにやって来たら…
そう思って作って来たスープをユノヒョンは嬉しそうに飲んで美味しいと言ってくれた
それだけで僕の方が嬉しくて、また顔が赤くなる
そんな僕をユノヒョンは覗き込んで来るから、
恥ずかしいし困ってしまった
だから、どうして赤くなるのか分からないと言ったら、
ユノヒョンはもっと嬉しそうに僕を覗き込む
これ以上心拍数が上がったら危ないんじゃあないかと思った
「俺からしたら可愛いけど、
チャンミンにとっては大事な事なんだって分かるよ
でも、やっぱり…
昨日、ゲームのなかで赤くなっていたのは何で?」
「…近過ぎます」
隣で、体温が伝わって来そうなくらい近くに座っている事だって緊張するのに、地味な僕とは比べ物にならないくらい整った顔に近付かれて思わず仰け反ったらくすりと笑う
「変な事って…
俺を好きになって、って言った事?」
「…何度も言わないでください」
会いに来てくれて嬉しい
勿論風邪は心配だけど…
昨日もユノヒョンの部屋で話して、
その後も画面越しで話したのに
今まで話せなかった事も勇気を出して話したのに…
それでも嫌われなかったと思えて安心した
安心したらもっと声を聞きたくなるだなんて
僕は何だか欲深い
「多分、俺の事を好きなんじゃ無いかな?
好きになって、じゃなくて好きなんだと思う
どう?」
「…」
僕がユノヒョンを『好き』
その言葉が耳に届いて脳に達して…
でもまだ分からない
だって、好き、を確実には知らないのだから
ずっとずっと、人前に出ると赤くなる事が嫌だった
それを知られたら、見られたらおかしいと思われると思ってきた
だけど、ユノヒョンはそんな僕を知っても会いに来てくれた
だから、緊張するけど…自分だけでは分からない、持て余す気持ちをユノヒョンに聞いて欲しいって思ったんだ
「ゲームのなかで…相談したんです」
「…え」
ユノヒョンが目を丸くした
確かに脈絡が無かったかもしれない
でも、自分でもまだ分からないし整理出来ない気持ち
言葉にするのも難しいんだ
「どうして僕が分からない気持ちを、
ユノヒョンやゲームの女の子達は分かるんですか?」
スープを飲む為にマスクを下げているユノヒョン
目の前の整った小さな顔は赤くなっている
きっと、それは風邪を
いて熱が有るから
そして、僕が今赤くなっているのは
ユノヒョンの顔を見ているし見られているから
そうなんだって思おうとしたいのか、
それとも否定して欲しいのか、
どうして僕はこんな事をユノヒョンに話しているのか…
「ゲームの女の子、って『Electric Love』の事?」
「…そうです……っ…ユノヒョン…」
「少し熱い」
左隣のユノヒョンが身体ごとこちらを向いて、
左手がゆっくり伸びて僕の右頬に触れた
風は冷たい筈なのに、触れられたら
もっと熱くなって逆上せそうになる
「…ユノヒョンが触るから、もっと熱くなるんです」
「どうして俺が触ったら熱くなるの?
俺以外の誰かが触れたら?」
「そんなの…分かんない…」
ゆっくり顔が近付いて至近距離で覗き込まれる
ここはひとはなかなか来ないけれど、
でも誰に見られるか分からない
離して欲しい、恥ずかしい
それなのにユノヒョンの手を振り払う事が出来ない
ぎゅう、と目を瞑ったら
今度は左頬にも掌が触れて、包まれた
「ゲームのなかの女の子は何て言ったの?
チャンミンは何て言ったの?教えて欲しい」
目はもう開けられなくて、
頬に触れるユノヒョンの掌だけに
感覚が研ぎ澄まされるようになる
僕がデータを入力したキャラクターの女の子
彼女は僕に、それは恋では無いのかと言った
でもそんな事分からない
自分に自覚なんて無いのに言えない
でも、黙っていてもユノヒョンは手を離してくれない
何も言わないからそっと目を開けたらもう一度
「聞かせて」
そう、優しく言われて…
どうしてか抗う事が出来なかった
「恋は、体温が上がって鼓動が速くなる…
そう言われました」
「チャンミンは今熱い?頬は熱いよ」
「…熱い、どうしてか分からないけど熱くて…」
熱いし、見つめられたら目頭が熱くなって
泣きそうになる
でも、それが嫌じゃなくて
どうしてなのか分からない
きっと泣きそうになっている事だって、
こんなに近くに居たらユノヒョンも気付いている筈
それなのに手を離してくれない
「他には?何て言われた?」
「…好きなひとを見ると…
瞳孔が開いて多少の興奮状態になるって…」
「へえ、じゃあちゃんと目を開けて?」
「……見ないでください」
大学の売店で初めてユノヒョンの姿を見て、
そして腕を捕まれた時のように
『離して』
そう言えば良いのに、顔を背けたら良いのに…
「チャンミン、瞳孔が開いてる
どうして?」
「…ユノヒョン、近い…」
鼻先が触れそうなくらい近付いて、
ユノヒョンの黒くてまるで宝石のような瞳が目の前
近過ぎるからか、涙が滲んでいるからか
ぼやけてしまう
そうしたら少しだけ恥ずかしさは薄らいだ
「チャンミンも触って?」
「え…」
左手が頬から離れた
緊張しなくて良いから安心すれば良いのに、
それを寂しいだなんて思った
でもそれも一瞬で、ユノヒョンの左手は
僕が膝の上で固く握っていた右手に触れて、そっと掴まれて持ち上げられた
「俺の頬を触ってみて」
「何で、ですか」
「触れば分かるよ」
赤くなっている頬
ユノヒョンと僕とどちらが赤いかは分からないけど、
きっと風邪で熱が上がっているのかもしれない
手を包まれたまま、ユノヒョンの頬まで導かれて
ゆっくりと触れた
「…熱い、やっぱり熱が上がったんじゃあ…」
昨日よりは元気そうに見えるけれど、
また悪化したら大変
帰った方が良いのでは…
そう言おうとしたら、ユノヒョンが微笑む
「熱は無いよ、それに授業を受けている間はやっぱり少ししんどいかなあと思ったけど、チャンミンに会ってから元気になった」
「じゃあどうして熱いんですか?」
「チャンミンが好きだからだよ
好きなひとが目の前に居て、触れて、そして触れられてるから」
そう言うと、さっきまでユノヒョンの左手が触れていて、でも今は寂しくなってしまった右細に唇が押し当てられた
「…っまた勝手に…」
「好きだし、
チャンミンも俺の事を好きだから良いだろ?」
「…好きなんて、恋なんて分からない」
「初恋だったら分からなくても恥ずかしく無いよ
初めて俺がログインした時に言っただろ?
『恋とか愛が何なのか一緒に探しましょう』って
俺は見つけたから、後はチャンミンだよ」
恋を知らない
だからまずは友人を、
何でも話せるひとを見つけたいと思った
それなのに、友達を飛び越えてユノヒョンは
どんどん僕の心のなかに入り込んでいく
「ちゃんとしたキスは風邪がちゃんと治ったら
今はチャンミンに移したら大変だから」
「…っ…あ…」
もう一度、今度は額に熱い唇が触れて離れていく
掌も唇も離れてしまうと、何だか寒くなるし寂しい
「恋は分からない

も、ユノヒョンが居たら、ユノヒョンが触れると
泣きたくなるのにどきどきするのに…
嫌じゃなくてもっとって思うんです」
どれだけ勉強したって感情をコントロール出来ない
自分自身の感情が分からない
データを蓄積しようとしても恋を知らないから出来ない
こんな面倒ならば機械と向き合っていた方が良い
きっと、少し前の僕ならそう思っていた筈だ
だけど、今は…
どうして僕はこんなにユノヒョンに反応してしまうのか、その理由が知りたい
「もっと、って思ってくれるの?」
「どうしてか分かりませんが…」
感情を持て余すなんて情けない
自分の気持ちが何なのか分からないなんて情けない
でも、そんな僕でも…
「嬉しいよ」
ユノヒョンがくしゃっと目を細めて笑ってくれるから、
それだけでやっぱり泣きそうになる
どうしてなのか分からないけれど、胸が締め付けられる
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宝石は只今人気沸騰中、リアル店舗にない楽しい表現でショッピングできます

焼肉で好きな部位はどこ?

▼本日限定!ブログスタンプ

♡甘い記憶♡
わざと足りない言葉を接吻〜キス〜で満たして
知らないふりをして
私の傷ついた心ごと抱きしめるあなたは
まさに一枚上手の大人の男
耳元で囁かれた「ずっと愛してる」

あなたのぬくもりと匂い
そして声と眼差し
知らぬ間に私の記憶に刻み込んだ。

静かにあなたは語り始めた。
「元々僕達は一つなのだから」
私の瞳から零れ落ちた
ひと粒の涙をあなたは
人差し指でそっと弾いて
「傷つくと分かっていたのにいかせたのは僕の罪。。。僕は君を束縛できないほど愛していた。
でもそれは間違いだった。もう決して僕の元を離れてはいけない」

とめどなく溢れる涙にあなたは
私の頭を優しく引き寄せて胸の中で静かに泣かせてくれた。
「恋の駆け引きなんてまやかし。運命の赤い糸は繋がっているんだよ。今も」

あなたは私を決して責めない。私に非があろうともあなたの優しい眼差しは変わらない。あなたの愛はまるで穏やかな春の光のようにいつも優しく私を包み込む。

「僕の半分は君で君の半分は僕なのだから、君の喜びは僕の喜びで、君の悲しみは僕の悲しみ。僕は君を感じて生きていくし、君も僕を感じて生きていく。だからもう決して離れるべきじゃない。君を守れるのは僕しかいないのだから。。。
僕は世界中でたった一つの宝石を見つけたんだ。
再会した時に約束した通り、これから君の事をピカピカに磨いてあげるね♡」

3年B組宝石先生

焼肉で好きな部位はどこ?

▼本日限定!ブログスタンプ

♡甘い記憶♡
わざと足りない言葉を接吻〜キス〜で満たして
知らないふりをして
私の傷ついた心ごと抱きしめるあなたは
まさに一枚上手の大人の男
耳元で囁かれた「ずっと愛してる」

あなたのぬくもりと匂い
そして声と眼差し
知らぬ間に私の記憶に刻み込んだ。

静かにあなたは語り始めた。
「元々僕達は一つなのだから」
私の瞳から零れ落ちた
ひと粒の涙をあなたは
人差し指でそっと弾いて
「傷つくと分かっていたのにいかせたのは僕の罪。。。僕は君を束縛できないほど愛していた。
でもそれは間違いだった。もう決して僕の元を離れてはいけない」

とめどなく溢れる涙にあなたは
私の頭を優しく引き寄せて胸の中で静かに泣かせてくれた。
「恋の駆け引きなんてまやかし。運命の赤い糸は繋がっているんだよ。今も」

あなたは私を決して責めない。私に非があろうともあなたの優しい眼差しは変わらない。あなたの愛はまるで穏やかな春の光のようにいつも優しく私を包み込む。

「僕の半分は君で君の半分は僕なのだから、君の喜びは僕の喜びで、君の悲しみは僕の悲しみ。僕は君を感じて生きていくし、君も僕を感じて生きていく。だからもう決して離れるべきじゃない。君を守れるのは僕しかいないのだから。。。
僕は世界中でたった一つの宝石を見つけたんだ。
再会した時に約束した通り、これから君の事をピカピカに磨いてあげるね♡」

宝石の販売店舗情報、商品を格安価格でご提供しております

最近、パワーストーンを身に着けている方って多いですよね?

ブレスレットが一般的だと思うのですが、人によっては両腕に何本ものパワーストーンブレスを付けていて「何の祈願だろう?」と興味が湧いてしまいます。

私もパワーストーンには興味があって、自分でも愛用しているものがあります。

名前や生年月日から最適な石を割り出してオーダーしてもらったものなので、残念ながら自分で石は選べませんでした^^;

ブレスレットを同時にいくつも着けるには、石の相性などもあるので避けていますが、財布に入れちゃうパワーストーンなら買ってもいいかな~と思案中です。

それが「大金運の種」というパワーストーン。

ご存知の方もいるかもしれませんが、一見パワーストーンの指輪のように見えるものなんですよ(^^)

たまたまネットで見つけてしまって、一目ぼれしちゃった私です♪

小さいものなので、お財布に入れても大丈夫そうですが、小銭と一緒にしたら傷ついちゃいそうですね~。

私は小銭入れを別に持ち歩いているので、長財布のポケットはあまり使っていないので、大金運の種を入れるにはちょうどいい感じです。

財布に入れるパワーストーン「大金運の種」は4種類!

大金運の種は金運がアップして、財布にお金が次々と入りパンパンに膨らむことを願って作られたものなんだそうです。

デザインは4種類あるのですが、石によって意味が変わります。

①お金が減らない

②お金を呼び込む

③お金に不自由しない

④金運力を高める

どれが一番人気だと思いますか?

それは③の「お金に不自由しない」なんだそうです!

それぞれ金運や勝負運、成功運、仕事運などに良いパワーストーンを組み合わせて作られています。

私が一番憧れている金運のパワーストーンはツチルクォーツなんですが、質の良いものは本当に高額で全く手が出ないんです☆

そんなツチルクォーツが1粒入っている大金運の種は私にピッタリなのですが、残念ながら③だけはツチルクォーツが入ってない~!!

折角、買うなら自分が好きな石が入っているものを選びたいですね♪

パワストーンは石の意味も大切ですが、自分が気に入ったものを持つのも重要だといいます。

ブレスレットの時は名前や生年月日優先で作ってもらったので、財布に入れるパワーストーンは自分が好きなものを選んじゃおうかと思います(^^♪

ちなみに私が身に着けているパワーストーンのブレスレットはコチラで作りました。

財布に入れるパワーストーンの効果を口コミからチェック!

財布に入れるパワーストーン「大金運の種」は、4種類の意味があると書きましたが、具体的にはどんな効果が期待できるのか口コミから調べてみました。

まず①はお金を貯め込む金運とお金を守る意味を持つ石なんだそうです。

「高額じゃないけど宝くじが当選した!」いう口コミがありましたね。

ゴールドをあしらったデザインはどちらかというと女性向でしょうか。

②は金運と収入運を組み合わせてお金が貯まるように願った石なんだそうです。

台湾でも金運の石として人気の高いタイガーアイが入っています。

「仕事が順調に進むようになり、収入が上向いて来ました」という口コミがあったので、仕事による金運アップに期待できるかもしません!

③は金欠をサポートしてくれ、お金との縁が切れない石の組合せです。

石の色の統一感がいい感じですね!

「季節外れなのに昇給しました!その半年後に課長に昇格!女性としては初なので嬉しいです!」という口コミが。

やっぱり一番人気だけあって、どんどん金運が上昇しそうな口コミで羨ましいです(^^)

④は金運アップに特化した組合せで、定番として人気が高いそうです。

男性が持っても違和感のない組合せですね~。

「臨時収入がありました!大切にしたいと思います」という喜びの口コミがありました。

すごく悩んでいますが、私が狙っているのは②の「お金を呼び込む」です!

ツチルクォーツが入っているのと、私の誕生石である水晶が入っているのが気になるし、金運と仕事の収入のどちらも上がって欲しいから(^^)

色合いでは④も捨てがたいんですけどね~…。

もうちょっと悩んで自分へのクリスマスプレゼントにしたいと思います♪

大金運の種はコチラから購入できます。


宝石 関連ツイート

全身宝石みたいに輝くのでは?🤔
RT @hiroshisj: 公園で出会ったカワセミ。「翡翠」という宝石は、漢字からも推測できるように、カワセミの羽の色にちなんで名付けられたとのこと。まさに、「空飛ぶ宝石」です(◉Θ◉) https://t.co/rsM7MHa5Xl
@minasiruver ダメもとでお伺いしますが、宝石剣ってまだあります?
綺麗な貝殻に、水底の花に、想いの宝石。
沢山のお土産を抱えて貴方に逢いに行きましょう。

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