消滅のこだわりサイト
地球防衛軍5の感想とかまとめとかです。シリーズ最高傑作といえる要素と、5作目にもかかわらず酷い要素が混ざっており、4より面白いものの、4のように勘違いしたゲームに仕上がった感が否めない。4.1の続編ではなく、4の続編と考えるべきである。この記事はいろいろまだ書いたりすると思われる。
個人的な見解は、オフラインだけであれば4以上の出来、ストレス要素を除いたプレイしやすさは4.1以上の出来だろう。しかし、オンラインの出来は4.1よりもゲームバランスが悪く、明らかに劣る出来になっている。また、HARDまでの難易度はかなり高くなってしまった。
・4.1と比べ良好の操作性と一部システム
操作性は4.1よりも基本的には良くなっている。動作の機敏さではまだ2や3よりも劣ってしまうが、それでも新要素で4.1以上に良くなったと思われる。
レンジャーにはダッシュが追加された。回収範囲が広がるうえ、回避連打をしなくてもよくなっただけではあるが、見栄えはそこまで悪くはない(ただ、問題点の方が多いが・・・)。また、武器性能が変化している。スナイパーライフルのダメージが下がり、近接戦を行う意味が増加。
ウイングダイバーはブーストで回収範囲を広げ、素早く移動できるようになった。見た目はアーマードコアに似ているとか。その分飛行にエネルギーを多めに消費するようになっている。また、武器が根本的に変化し、先にエネルギーを使ってから攻撃する武器ばかりになった。
フェンサーはブースト回数に制限がついてしまったが、回数を特殊装備で増やせる。もちろんアイテム回収範囲が広がる。
エアレイダーは回収範囲を広げる方法はビークルに乗るだけ。ダッシュがないが、その前に敵を倒すことが重要に。機関砲などは時間リロードに変化している。
ただ、4から続く動作のもっさり感は改善されたわけではないし、敵もアレ。
システム面でも、HARD難易度をクリアすると、NORMAL、EASYも同時にクリア扱いとなる。HARDEST以上の難易度は一度ゲームをクリアすると、他のデータでも初めから選べるようになる。HARDESTまでなら、負けてもアイテム持ち帰りが少しだけ可能になっている。
でも自動回収は今回もない。集めるのは前よりかは楽になったが、今度こそほしい要素であった。
・モンスター数、ミッション数ともにトップクラス
今作はモンスター数、ミッション数ともにトップともいえる。
見た目自体は2ほぼそのままなのだが、いろいろな調整が加えられており、概ね2より戦いやすくなった。
ミッション数もかなり多い。ボリュームこそトップクラスといえるだろう。なのだが、ミッションの長さが凄まじい上、難易度を上げると即死しやすくなる。この有様から、再プレイを面倒にしてボリュームを水増ししているとしか言いようがないのが正直な感想。
・武器関連システムは不発な上バランス悪化
武器関連にいろいろなシステムが加わったが、どれも不発と言わざるを得ない。前と同じでもよかった。
まず、武器を入手すると、それぞれに性能のランクがつけられている。これの☆5が標準。最高は★(白)になるのだ。最低レベルの性能がかなり低く、まともに使うのが難しい。しかも性能ごとに☆がつけられており、物によっては低ランクだとまともに使えないことも(スナイパーライフルの精度がB-だとか・・・酷いものだと弾を4つ拡散させるが、精度Iでまったく当たらないとかw)。
また、今作では一部の武器にダメージ減衰が発生する。射程ギリギリだとダメージが最大の1/10になることすらある。ウイングダイバーでは、弾薬数によってダメージが減少したりする。この仕様は、レンジャーに大きく不利になっている。ウイングダイバー、フェンサーはどちらもこのダメージ減衰を受けなくても問題なく戦えるようになっているが、ダメージ減衰がある武器がほぼ使われなくなっている問題はレンジャー同様。
これ以外にも、フェンサー以外は同じ武器を2つ以上装備できない。ライサンダーZ2つとかはできなくなった。これもレンジャーにだけ不利に。他の兵科ではわざわざ同じものを2つ装備しなくても戦えるためである。
これに加え、スナイパーライフルの大幅弱体化により、レンジャーがまたしても最弱になってしまった。もはや数値調整の面で悲惨。スナイパーライフルはアップデートで強化されたとはいえ、レンジャーが最弱なのは変わっておらず、オンラインではレンジャーがいるだけで難易度が上がるほど。数値面で調節に失敗しており、研究が進もうがレンジャー1弱が覆せないレベル。さらに、ある程度進むと敵1体を1撃で倒すことがほぼ不可能。敵の殲滅速度が足りず、逃げることもできない。ライサンダーZさえあれば最低限の仕事が可能だった4以上に酷い有様である。オフラインでは最弱とはいえ問題なく戦えるレベルだが・・・。
他の兵科も武器性能を根本的に間違えていると思われる部分が非常に多い。アップデートは一応されたものの、まだまだ調整不足感は否めない。現状はDLC武器でレンジャーも強くなれるが、言い換えればお金がなければ強くなれない。
さらに、エアレイダーの空爆要請が時間がたつと可能になっているのだが、遠距離攻撃をほとんど途切れないで可能としてしまっている。リムペットスナイプガンも強化され、この結果レンジャーを使う利点がほぼ完全になくなっている(追いつくためにはDLC武器が必須)。
カスタムシステムは、武器のレベルが変わるのではなく、武器の性能をある程度の範囲で自由に変えられるとかがよかったと思う。一例は以下のようにまとめてみた。これらのうち1つだけつけられるとか。
・ロケットランチャー:自爆しなくなる・爆破範囲が狭まるが攻撃力上昇・弾速が早くなる
・レールガン:弾薬が半分になる代わりに攻撃力が3倍・功績半減・4連射
イメージとしてはTOD2のエンチャントに近いもの。
・兵科バラン
はシリーズ中最悪
兵科のバランスは4を上回る悪さといえる。兵科別の武器の格差はウイングダイバーを除けばまだいいが、オンラインでは相変わらず悪い。4.1の時に万能だった兵科が万能ではなくなり、逆にピーキー性能の兵科が万能型へ。しかし攻撃力のバランスが変化しなかった結果、兵科バランスは間違いなく最悪になっている。
極めればウイングダイバー(フェンサー)とエアレイダーだけで足りてしまう。
・レンジャー
レンジャーは追加された仕様の被害を最も受けており、オンラインでは武器の攻撃力が足りずまるで戦力になれない。明らかに設定ミスの領域である。
オフラインでのプレイでは、最弱なのは間違いないと思われるが、まだ万能といえる性能ではある。武器が弱すぎて苦戦する場面はあまりないだろう。特に苦手な敵が存在しないのが大きい。逆に言えば有利な敵もいないため、オンラインではこの点が弱点になってしまう。
ライサンダーの連射速度が低すぎるため、手動リロードをした方が早く次の弾を発射できてしまう。同じ武器を2つ装備できればこの問題は軽減されたのだが・・・。
DLC武器を入手してようやく他の兵科と並べる強さ。
・ウイングダイバー
万能兵科。「無限飛行」が強すぎるため、何も考えずに使うプレイヤーも多い。無限飛行はアップデートにより実用的ではなくなった。それはともかく、なぜか瞬間火力が増大。このため、空中の敵の殲滅速度は最速になっている。無限飛行がアップデートで使えなくなったとはいえ、それでも十分すぎる強さになってしまっている。
が、武器格差はすさまじく、チャージして少しずつ弾を出す武器は大半がまったく役に立たないレベル(ブーストで攻撃が途切れてしまう)。逆にドラグーンランスはチャージ式ではあるが攻撃力が異常に高い上、「無限飛行」にも有効な武器。反動が大きいが、ブーストですぐ解除できるためデメリットとして機能していない。ドラグーンランスは反動が弱くなって無限飛行にほぼ使えなくなったとはいえ、瞬間火力の高さがおかしく、密着撃ちすれば全兵科で最も高いダメージを出すことが可能になっている。
俗にいう「無限飛行」(ここでは超高空を飛び続けること)が可能だが、これは問題といえる。ヘリコプターには燃料がついて飛び続けられなくなったのに、ウイングダイバーなら飛び続けられるのが可能というのは問題と言わざるを得ない。しかもこの仕様がなくなるとレンジャーより弱くなる可能性がある有様であり、調節失敗は否めない。アップデートで無限飛行は実用的ではない性能になりました。
得意な相手は小型系、苦手な相手はタッドポウルと空中の敵、天敵はコスモノーツといえる。ショットガン持ちエイリアンは攻撃回避重視のウイングダイバーには有効な手段がほぼない。
・エアレイダー
要請がなぜか時間リロードとなり、連発できるようになってしまった。結果、攻撃を受けない状態であればどこからでも安定して攻撃できる兵科へ。近接戦が弱い点は変わっていないものの、難易度が上がるとニクスの耐久力が上がり、近接戦もカバーできてしまう。輸送船キャリアーだけは厳しい相手。
武器格差はそこまで酷くはないが、扱いやすさの面で一部武器ばかり使われがち。
DLCでは、近距離戦が苦手だったり、攻撃がおおざっぱになりやすい面が弱点としてのしかかってくる。
・フェンサー
武器の格差が少なめで、今作では唯一の良調整といえる。逆に言えば、多数ある武器を臨機応変に付け替えたりする力が必要となっている。4.1や4ではタワーシールドとブラストホールスピアが攻守最強だったために武器の格差が凄まじい状態だった。
全体的に射程が短くなっており、空中の敵に苦戦を強いられることが多い。特にHARDEST帯武器はディロイや蜂に対応できる武器が圧倒的に不足しており、終盤で有効な武器がそろうまで非常に難しい。逆にINFでは武器の種類も性能も十分すぎるため、それほど難しくない(高高度強襲ミサイルだけでHARDESTで解決できなかった問題が解決してしまう場面が多い)。
空中の敵を苦手としているが、空中の敵と近接戦をする場合は高機動型の装備にするのも手いい。逆にエイリアンには盾が有効。・・・というか盾がないと押し負けてしまいがち。
・力押し重視の難のある難易度
今作の難易度はHARDまでは高めと見ていい。高めの難易度と言っても、4.1のように調整された難易度ではなく、どちらかというと批判的な部分である。
4の時は、難易度の種類が5つもあるにもかかわらず、レタリウスやドラゴンの存在により、それぞれの難易度の差がかなり少ないゲームとなっていた。EASYやNORMALが2以上に難しく、逆にINFERNOが2よりも明らかに簡単というのは初心者に厳しい設定だろう。4.1では低い難易度だと自爆ダメージが下がったので、それなりの形となった。
5では、なんと4の時の難易度調整に近くなってしまったうえ、HARDまでが全体的に難しくなっている。よりによって4に近い難易度なのは勘弁してほしかった。
ミッション40あたりが難易度のピーク。そのあとは少し難易度が下がるものの、敵の種類も数も進むほど増える。この結果、戦い方を考えたところで物量に潰されてしまいがちで、ゲーム性が破綻寸前である。ある程度戦略がないとEASYであろうとミッション90以降は非常に難しい(といっても、今作は4.1よりも戦略性が低く、力押しになりがち。モンスターの項目で後述)。特にいきなりHARDは厳しく、武器性能が変化する仕様が足を引っ張っている。
また、HARDEST以降はミッション構成が変化するようになっており、金蟻や鎧蜘蛛も多数。装備持ち帰りもほとんど不可能になり、本気を見せつけてくる。しかし、こちらは武器を育てていれば一応切り抜けられる程度の難易度になっている。HARDまでの攻略方法が通用
にくいといっても、わかっているのであれば簡単にクリアできてしまうほど。
4のころはHARDまでがシリーズ中でも難しいのに対し、逆にHARDEST以上になるとこちらが強くなってしまうためシリーズ中でも簡単に見えてしまう難易度曲線。終盤の敵の数は凄まじいが、INFERNOにもなればこちらの武器性能もすさまじいので下手をするとHARDより簡単にクリアできてしまう。DLCで攻略性も高い高難易度ミッションが出ることを祈りたいところであった。実際には、この力押しなゲーム性が強化されてしまい、攻略性もあったものではなかった(特にDLC2)。
難易度ごとの難しさの差があまりないのが今作の特徴。これに拍車をかけるのが、武器性能と敵の数のせいでINFERNOよりもHARDESTのほうが難しくなってしまう場面が非常に多いということ。また、同じ難易度でもミッションごとの難易度差がかなり開いてしまっている。このような難易度差の少なさは致命的なレベルに達している。レベル74、レンジャーの耐久力5000程度に設定されているHARDESTのM100、最大最後の激突の難易度はHARDEST最難関レベル。
オンラインも、仕様変更がかなり痛い。まともにプレイしようとすると武器を育てることが必須。このため、4.1以上にシビアに稼がなければならない。
また、一部のモンスターの強さが攻撃力と耐久力の上昇により極悪な強さとなっている。この結果、難易度が低いときからミッション攻略パターンがアンカー・アラネア・コスモノーツを如何に素早く倒すかに偏重しており、展開がワンパターン化しがち(ミッションが長すぎるのもこのワンパターン化を促進させているといえる)。エアレイダーがいないだけで不自然に難しくなってしまう。とはいえ、4.1絶対包囲のような、大縄跳びといえるミッションは(兵科別の仕様が変化したため)消滅しており、明らかに飛び抜けた難易度のミッションはなくなっている。とはいっても、低難易度が前作までより難しい点は変わらないため、初心者に厳しく上級者に優しい難易度に戻ってしまった。
オンラインの出来は4.1に完全に劣ってしまうだろう。なんせ、このタイプのゲームはオンラインだけやる人がいるわけで、そこの出来が悪く評価をかなり下げられている。
・一部のモンスターの強さが理不尽
今作のモンスターは理不尽な敵が少なめになっていると思う。なのだが、糞モンスは相変わらず出てくる。今作の個人的な3大糞モンスは、アラネア・赤ドローン・コスモノーツ(レーザー)だろうか。時点でショットガン持ちのコロニスト・コスモノーツで、これらは遠距離攻撃でないとまず押し負ける。これらの敵は、今作で4以上に異常なほど長くなったミッションとアンチシナジーして評価が下がってしまっているものばかりである。
・コスモノーツ(レーザー):宇宙服が固いため耐久力が高め。移動速度も速い。そしてレーザーは射程がほぼ無限、ダメージも最強クラス、命中精度も全武器中で一番。視界潰しも(アップデートで少し改善されたとはいえ)凄まじい。真っ先に倒さないとミッションを強制的に終わらせられてしまうほど。この中ではおそらく最悪の敵といえる。
・アラネア:レタリウスの名前を変えただけ。捕まればまず助からない理不尽な仕様である。ただ糸貫通はかなり発生しにくくなった。やや空気といわざるを得ないか。ゲーム的にもストーリー的にも空気に・・・。
・赤ドローン:難易度が低いころは耐久力・攻撃力ともに最強クラスで、攻撃回避もほぼ不可能。さらにサイズが小さく移動速度も速い。これに加え、攻撃の目つぶしが凶悪で、出てくるステージは体調に気を付ける必要がある。高難易度になると攻撃力はまともになるが、耐久力の高さからなかなか落とせず、ストレスのもとになる。
・コロニスト・コスモノーツ(ショットガン):ショットガンにも拘わらず射程がそれなりに長く、連射力も高くダメージも凄まじい。命中精度もかなり高く、砂埃などの視界潰しも凄まじい。この敵が出る場面では遠距離武器がないと事故でミッション失敗に追い込まれがち。コスモノーツに関してはこれに高耐久も加わり、有効な手段がないに等しい。
・金蟻:ミッションが長すぎる点との相乗効果が酷く、ワンミスで即死してしまう。下手をすれば30分無駄にされてしまうのだ。金蟻に負けてしまった場合理不尽感が凄まじい。再スタートが3くらい容易であれば批判点ではなかったのだが・・・。DLCはやたら時間がかかる上に金蟻が大量に出現する。勘違いしている製作陣が多すぎるから言っておくが、これは難しいのではなく理不尽である。
視界潰しに関しては(ただでさえ酷かった)4以上に酷く、タイプ2ドローン、インペリアルドローン、ディロイといった、2から出張したモンスターの大半が備えている。これ以外にも、敵を攻撃すると破片が散らばるが、これで敵の耐久力を図ることはほぼ不可能で、視界潰しにしかなっていない。しかも敵の数は4以上となってくるため、終盤の難易度がかなり上がっている。
敵の耐久力も調節が入り、コロニストなどのヘクトル枠は耐久力が下げられている。逆に、バトルドローンは耐久力が飛行ビークル基準に合わせられており、非常に硬い。タイプ2ドローンは4のドラゴン以上の硬さであり、スナイパーライフル弱体化の影響が非常に大きい。ですら火力が足りない。これらの敵を除いても、敵の数が増えすぎている。
4や4.1の問題だった著しく自爆しやすい仕様が改善されておらず、それどころか大半の武器が自爆しやすい仕様へ改悪されている。ダメージこそ4.1のように低下させられているが、敵の数が増えており、自爆回数も事実上増加する。このため、4.1よりもダメージ低下の恩恵が少なくなっている。しかもそれらの武器に頼らないといけない場面が非常に多い。
そして攻撃を受けた時のストップ(ヒット
トップ)がなぜか4よりも強くなってしまっている。このため、敵に少し囲まれただけで非常にハメられやすくなっている。これらの仕様が悪い意味でかみ合った結果、今作は戦略性がかなり下がっており、力勝負になりがち。兵科の仕様や、難易度調整が雑で終盤の敵が多すぎるのも戦略性を低下させてしまっている。これら以外の敵も4以上に速攻などの一部戦法を潰しており、戦略性という意味では3や前作4.1の方が明らかに上になっている。
逆に良モンスと言えそうなのが、コロニストや重装コスモノーツ(レーザー・火炎放射器・ショットガン除く)か。これらは隙が適度にあるため、戦い方を考えれば答えてくれる敵といえる。こちらが攻撃を受けにくく、逆に敵に攻撃しやすい状態に自分から動いていくのが戦うポイント。2屈指の良モンスといえるムカデが復活していないのはかなり残念である。
なお、今作の敵の能力値は物量がすさまじいことになったためか、全体的に低めになっている。上記した敵を除いた1体1体の耐久力と攻撃力は2や4、4.1よりも低い。
・マップの作りが全体的に酷い
操作の快適性は4.1より上がったとはいえ、マップのつくりは4以上に酷い。快適な戦闘の妨げになる要素がかなり多く、ハメ殺しに合ってしまうことが多め。カメラの仕様も4.1と同じままで、背に建物を付けると背中だけしか見えない。このため、難易度調整の失敗は前作までと比べると露骨に見えてしまっている。
工場地帯や地底は有名な糞マップといえる。他にも団地が批判されることが多く、これらは快適なプレイの妨げを全力で行っている。細かい段差や袋小路はフェンサーの場合はかなり大きな問題になる。これら地形を空を飛んで無視できるウイングダイバーが安定しやすいのはいうまでもない(無限飛行が削除されたとはいえこの点は大きい)。
・設定が4以上に酷く、ストーリーも低評価
ここまでの文は、バランスを除いて好みで評価が変化する要素がほとんどであったが、残念ながら、ストーリーや設定は厳しい評価で安定してしまうと考えられる。
ストーリーについては、全体的に盛り上がりが少なく、状況が一変する展開もほとんど存在しない。盛り上がりもあるといえばあるが、4のように露骨ではなく、かなり地味なもの(ストームチーム結成くらいなもの)。そして追いつめられている感じがあまり出せておらず、早い状態で最悪の状況と言われる。中盤は状況が変化せず、ミッションが終盤に差し掛かると急に状況が悪化したように見えてしまう。
そして終盤に驚愕の事実が明かされる。個人的には今作のストーリー評価を一変させるレベルであった。どこにも伏線がなく、挙句の果てにラスボスがポッと出となっている。ラスボス戦の展開はシリーズ中でもかなり酷い。詳細は省くが、内輪揉めを起こす上にシリーズ中最悪の作戦を発動する。
ポッと出のラスボスも、絶滅するところを見に来たら返り討ちにされるというあっけない幕切れ。見た目もペプシマンと言われる威厳のなさ。そして煮え切らないまま悲惨な末路を迎えることを示唆されるエンディングに突入、スタッフロールで歌い出すという有様。
ミッションの数は多いが、内容も水増し感が強く、ボス格の敵との戦闘が非常に少ない。また戦闘方法も似通っているものが多いため、4のような戦闘方法の工夫で戦うこともできない。特に怪獣の人気を利用してか、エルギヌスとアーケルスを何度も使いまわす有様である。これら怪獣もワンミス即死の可能性が高く、乱入で何度も出るため非常に煩わしい。
せっかくモンスターの種類が多いのに水増し感があるとは・・・。
設定に関しても、終盤の意味不明な展開の説明が一切ない。
モンスター関連はこの設定が全く練られておらず、全体的に酷い。飛行蛙に関しては全く説明がなく、謎のままである。タッドポウルという名称がつけられるのも遅い。4のドラゴンのストーリー上の問題を改善しただけで、ドラゴン以上に問題のある設定に変わっている。
コロニストは操るための装置を付けられているのに、なぜ飛行蛙には付けられていないのか。さらに蛙が炎を吐くという無理すぎる設定。そしてコロニスト(大人)になると出せなくなる、種類が3種類いるが青い大型の飛行蛙には同色のコロニストがいない、大型飛行蛙の耐久力がコロニスト以上(重装コスモノーツやディロイに匹敵)など、説明しようがない要素が集中している。
なお、ドラゴンに関しては、無理があるとはいえ進化といえなくもない設定にされている。個人的には巣穴から出てこない、それどころか旧輸送船から登場しないため、進化ではなく別の星から寄せてきたものとするのが自然だろう。
4では、ストーリー面はミッションの並びや終盤の展開がドラゴンを入れたためにおかしいことになっていると言わざるを得ない内容であった。
ストーリー面は5で改善されたのだが・・・。これらの問題は、今作の敵の呼び名が開発中に変更されたからおかしくなったものと思われる。イミグラント→プライマーである。これ以外にも、蛙の姿に対して人間に近いと言い、逆にコスモノーツに対して人間とは違うと言う(でもラスボスは人型と言う)。マザーシップが12機いると公式サイトに書かれていた(2018年5月22日現在は10機に直っている)が、作中で12機出てこない(DLC2とコマンドシップでようやく12機に到達する)など、おかしい部分は枚挙に暇がない。
最高傑作の期待を掛けたが、プレイしやすさはオフラインでは上がった。INFERNOの難易度があまり高くないという点を考慮しても、1人でやれば最高傑作になりえる。
しかし、オンラインでは無駄な仕様を付けられて非常にプレイしにくくなっている。何をやっても平均点以下で悲惨なほど弱いオンラインのレンジ
ー。
それ以外にも、オフラインでも武器性能が変化する仕様のせいで稼ぎを強要されるようになったり、終盤に一気に崩壊する上に説明不足の設定とストーリー、難易度曲線が安定せず4に続き初心者に厳しく上級者に優しい難易度といった、4と被ってしまう問題点がある。このため、プレイを続ければ続けるほど、荒の見えてしまうゲームになっている。
以上のことからオフライン向けのゲームといえるだろう。4.1では兵科バランスなどの改善でオンラインプレイが非常に捗る作りになっていたが、今作では兵科バランスが最悪。このため、オフラインで攻略を楽しむ方向でプレイするのが良いと思われる。
初心者向けかというと、今作はやや厳しいと思っている。戦い方のポイントを序盤で教えてもらえるとは言え、低難易度が全体的に難しいことや、それを抜きにしても武器の仕様変更でシビアな稼ぎが必要になっているなどが痛い。待機モードの理解は必須の領域なので、しっかり理解しておきたい。手当たり次第にアンカーを攻撃しているエアレイダーがいるとまず無理ということを理解しておこう。
・番外:攻略本感想
攻略本が発売されている。
とりあえず読んでみたものの、大丈夫?といえるほど酷い部分はなかった・・・と考えてはいたが、大まかな攻略しか書かれていない上、価格が高すぎる。
・武器関連を除いてHARDEST以降の攻略が書かれていない
・兵科別攻略が一切なく、お勧めの兵科での攻略だけある
・マップが書かれていない
・敵の体力が書かれていない
・武器説明は結構充実しているが、説明は☆最大の時の数値のみ。フェンサーの装備別の機能は書かれていない
・設定資料はなし!
・DLC説明はなし。発売前だったから・・・
そういう意味では2攻略本よりも酷いかもしれない(2攻略本は耐久5万で力押しとか謎記事が多すぎるが)。
全体的に初心者向けの攻略本といえそうだが、操作テクニックがそこまで説明されていないように感じられた。オンラインのうまい人の動画を見たほうがうまくなる気がする。
・番外:シーズンパス
完全なボッタクリ。3000円程度がどうでもいいD3の宣伝ばかりで、残った2000円のDLCミッションも4.1のころより出来が悪い。
・番外:DLCミッションメモ
DLC1のボリュームが非常に少なく、10ミッション程度であることが予告されてしまった。そして出てくる敵も重装カエルという。
DLC2はHARDでもレベル46からスタートし、HARDESTは77、INFは武器制限なし。難易度に至っては本編のINFよりもDLC2HARDの方が難しい可能性がある(オフラインの場合)。もはや理不尽の領域。30分以上かかるミッションが当たり前、物量が異常で戦略性が低く、さらに変異種による即死も頻発するレベル。攻略性もあったものではない。
一応新武器は結構面白いので、それらを使ってみたいという方であれば価値はあるかもしれない。
総評としては、ゲームの出来はともかく、こんな商売を繰り返しているようではゲーム業界も終わりだな。
番外:公式のエアプ疑惑
4や5はゲームバランスの悪さから、開発がエアプと呼ばれる、ゲームを良く知らない疑惑があった。しかし5に関しては、D3生放送に出る某Pはプレイ内容が完全に地雷プレイであったため、エアプであることがほぼ確実視されている。そのくせ4の生放送では、初心者を罵倒しており、このようなPが居続けるのはこのシリーズに良い影響を与えるようには思えない。
消滅 今日も明日も。この街のどこかで
消滅 夜、一人では遊ばないで下さい。
灯台や船が消える事件が各地で発生していた。
伊吹隊長と南隊員は、地球防衛の会議からの帰途,海上に遭難ボートを発見,救助された乗組員は「白い悪魔」とつぶやくように言う。
郷隊員と坂田健は灯台のある岬へ行くことにした。そのとき次郎はプリズムの実験をしていた。
救助された船員は病院に収容されていたが姿を消す。船員のあとに残された光の結晶を分析すると,その結晶は姿を光に変えながら消滅するという特徴のあることがわかった。
郷と坂田健が灯台のある岬に車で到着。次郎はこっそり車のトランクに乗り込んでいた。
そのとき巨大な氷のかたまりが光を発した。光怪獣プリズ魔は灯台を吸収してしまった。
次郎が手に持っていたライトを怪獣の方に向けると,怪獣が近寄ってきた。坂田と郷が気づき,すぐにライトを手放すよう次郎に指示する。ライトは一瞬にして怪獣の光に飲み込まれてしまった。
坂田と次郎は車に飛び乗り,逃げようとした。しかし車のライトに引き寄せられ,怪獣プリズ魔が後ろから迫ってくる。逃亡できないまま坂田は車を乗り上げてしまった。
郷は陸からMATガンで攻撃するも,プリズ魔の光線を浴びてしまう。そしてウルトラマンに変身する。
新マンは海上でプリズ魔に近づきチョップやキックで攻撃する。
しかしプリズ魔の表面は固くびくともしない。
ジャンプして飛び蹴りをしかける。
しかし光線を浴びせられ海に落とされてしまう。
さらに光のように吸いよせられる。
新マンは腹部にやけどを負う。
そして光の世界に捕えられてしまう。
新マンは光線を発して辛うじて逃げ出したが退散を余儀なくされた。
夜明けが到来すると,怪獣プリズ魔は消えていった。
MATの調べによると,プリズ魔は長い間南極に封じ込められていたようだ。また,昼間は太陽の光を吸収し、夜になると人工的な光を吸収することから,人工的な光を使って誘き寄せ,冷凍して封じ込めるという作戦をたてた。
東京都下のすべての照明を落とし、MATは野球場の照明を点灯。
作戦通り,プリズ魔が出現。
プリズ魔が光を吸収している間にMATは冷却弾を投下。
完全凍結になる前に,郷はウルトラマンに変身。新マンは体を縮小させてプリズ魔の体内に入った。
内側からスペシウム光線を発射。
プリズ魔の体内は膨張しはじめる。新マンが間一髪脱出するとプリズ魔は爆発。
郷は野球場の芝生に倒れ込んだ,「俺にとってギリギリの賭けだった」。
消滅 関連ツイート
出)体力3以下フォロワーの消滅(一部できないものも有。要相談)
求)進化権