ふむふむ、だから消滅なわけですな♪
消滅でふわっと!?
Amazon
|
やたらとテンションが高い(笑)
AYA的ホットエントリー
Amazon
|
やたらとテンションが高い(笑)
1000回遊べる理不尽ゲー
プレイ時間:多分1200時間ぐらい
ハード:PS2またはゲームボーイアドバンス
「トルネコの大冒険」は不思議のダンジョンシリーズを確立させたチュンソフト(今はスパイク・チュンソフト)のゲームである。
ドラクエ4のスピンオフ作品とも言える。
ダンジョンは入るたびに地形や敵の配置・アイテム・罠が変わり、挑戦した数だけ違った攻略を楽しめる。
運要素が大きいと思われるが、プレイングスキルの方が重要でありプレイするほど上達を実感できる奥の深いゲームである。
トルネコ1は難易度はそこそこでゲームバランスも良好
2はヌルゲー
・・・だったのだが3はあり得ないほどの鬼畜難易度で登場した。
1と2の記事はあまり書くつもりはない。書くべきなのは3だ。
3については言いたいことが色々ある。
3については「異世界の迷宮」という、1と2で言うところの「もっと不思議のダンジョン」を超凶悪にした難易度の裏ステージがよく話題に上がる。ここでも「異世界」の話をメインにすることになるだろう。
1と2ではダンジョンから出るとレベルが1に戻る仕様だったが、3はストーリー性を重視したためかレベルや経験値が継続されるシステムを採用している。これについては賛否両論あるが、レベルを上げて装備を強化していけばいつかはクリアできるだろうしそこは問題ではない。
で、今言った「異世界の迷宮」はクリア後に登場するダンジョンであり、ここはレベル1からスタートするというルールなのだが・・・。
レベル継続システムのせいで物凄くレベルが上がりにくい。しかも敵が強い。さらに厄介な特技を持つモンスターも多い(戦闘力も低くはないし、しかも経験値が少なめ)。その上攻撃が外れやすい(体感)。とにかく容赦なくプレイヤーを殺しにかかる。
と、ここまでがトルネコ編の異世界の印象である。それでもまあ何とかクリアはできる。
オレは2回だけ命からがらクリアした。
3では息子のポポロを操作することができ、こちらは倒したモンスターを仲間にできるという特徴がある。
で、問題なのはこの息子の方である。
ポポロ異世界はあらゆるゲームの中でもトップクラスに時間がかかり、難易度も一手ミスっただけで致命的になり得る超鬼畜仕様である。
下手するとこのダンジョンだけでストーリーを2~3回はクリアできるほど時間がかかる。
早くても20時間はかかり、用心深いプレイヤーなら40時間以上かかると言われている。
詳しくは後述するが、プレイヤーの寿命・精神力・集中力が大きく削られる、もはや遊びでは済まされないプレイングを強いられる。
ポポロはモンスターを仲間にできるという特質系の能力を持つ代わりにスーパーハイリスクなデメリットがある。
①盾は一切装備できない
場合によっては敵に一撃で殺される可能性がある。ほとんどの場合2発耐えられない。
武器は攻撃力1の爪を最初から持っているが素手とほぼ大差なく、タイマンで戦おうとすると序盤から苦戦する。
②巻物が読めず、遠距離攻撃アイテムも使えない
リレミトの巻物(ダンジョンから脱出するアイテム)は一度地面に置いてからでなければ使えず、次のターンに殺されるという状況だと手遅れになる。その上異世界のダンジョンは巻物や盾や矢など、使用不可なアイテムも出現するのでやはりトルネコより不利である。あと細かい部分だが石像を押して移動することもできない。
ポポロは確か12歳だったはずだが、筋力はともかく字が読めるようになってから出直して来い!
③トルネコよりもさらにレベルが上がりにくい
序盤は若干上がりやすいが、途中から異常にレベルが上がらなくなる。
明らかに調整ミスと言わざるを得ないほどレベルアップに必要な経験値が多くなる。
④罠(地雷)が致命的
トルネコなら罠を踏んでもリカバリーの方法はそれなりにある。
が、ポポロは罠を踏むと詰む可能性がある。
地雷を踏むと周りの仲間モンスターは消滅してしまうからだ。
炎系やドラゴン系のモンスターは1ダメージで済むが、それ以外のモンスターはどれだけ強くても確実に消滅する。
よって地雷チェックは必須。つまり一歩進むごとに爪を振って攻撃しながら罠をチェックしなければならないため時間がかかりすぎる。
しかも攻撃モーションから罠発生までの時間も長いのでテンポが悪くイライラする。
仲間モンスターを離れた位置にすればいいと思うかもしれないが、それだとモンスター召喚の罠を踏んだ次のターン死んでるよアンタ。
単独行動は危険だが仲間モンスターが隣接していても警戒して進む必要があり、常に死と隣り合わせの感覚である。
集中力が途切れたり、罠チェックが少しでも面倒だと感じたら冒険を中断することをおススメする。
ちなみに仲間モンスターを多く連れている場合、階段を降りた後仲間に囲まれた状態で始めるので罠チェックがしづらい状況になりやすい。
⑤超凶悪な石像
石像にも色んな効果があるが、これもトルネコなら何とかなる。
しかしポポロ編においては超絶理不尽な効果と化す。
特に致命的なのが変化の石像(ランダムに選ばれた対象が別の魔物に変化する)である。
この効果を仲間モンスターが食らった場合、仲間が敵になる上にそいつは消滅したのと同じ扱いになり二度と元に戻らない。
この石像が階段を降りた直後の部屋にあったら多大な犠牲を覚悟する必要がある。
次にメガンテの石像もクソである。倒した魔物が自爆するためその仲間モンスターも消滅する。
有利な効果の石像もあるが、基本的には危険な効果の方が多い。見つけたら叩き壊せ!いや、やっぱり近寄るな!
⑥仲間が全滅した場合の立て直しが困難
序盤ならなんとか自力で倒せるだろうが、中盤以降の敵は仲間モンスターがいないとまず勝てない。ちゃんと武装したトルネコでも苦戦するぐらいの強さの敵を、攻
力1・守備力0でレベルの上がりにくいガキがどうやって倒すんだ?
モンスターによって確率は異なるが、仮に倒したとしても仲間になる確率はそう高くない。
よって仲間は失ってはならない。地雷を踏むと致命傷だと言ったのはそういうことだ。
⑦あやしいかげがチート
確か12~14階に、姿が見えない「あやしいかげ」というモンスターが(多分低確率で)登場するが、コイツがいると仲間はどれだけ攻撃されても全く反撃しないので出くわしたら即階段を降りない限りそいつは死ぬ。しかもそこそこ攻撃力が高い。死にたくなければHPの低い状態では間違っても足踏みなどしないことだ。
⑧仲間の状態異常にも気を配らなければならない
仲間モンスターは当然成長させて攻撃力が上がっているだろうが、そんな攻撃をもし自分が食らうと一撃で殺される可能性が高くなる。
特に危険な敵は
部屋内の味方全体を混乱させるおおめだま
部屋全体に目つぶし攻撃をしてくるサンダーラット・プラズママウス
これらの特技は食らうと致命的である。
以上のようにトルネコでも相当苦戦するダンジョンだが、ポポロで挑むと廃人並みのプレイを要求される。
覚悟がある者のみプレイを推奨する。
あとクリア後のダンジョンが3つあるが軽く紹介しておくと、
■封印の洞窟
最も簡単なダンジョン。と言っても本編クリア後に挑んでも攻略できないぐらいの難易度だが・・・。
持ち込み10個までOKで仲間モンスターも連れていけるがレベルは1からスタートする。
これがクリアできないようなら他の裏ダンジョンは全て無理だと思った方がいい。
■不思議の宝物庫
上限までアイテム持ち込み可でレベルも引継ぎ。道中アイテムは基本的に出ない。ゴールドは出るが。
壁から掘り出すかカギを使って宝を手に入れるぐらいしかない。
敵は全員異常に強いが、限界までレベルと装備を鍛えれば攻略はできる。
このダンジョンで一番気を付けることは弱化の罠で盾の修正値を0にされないことだ。
深い階層で盾が±0になると下手をすれば一撃でやられる。しかもこの状態は敵の攻撃を8回(10回だっけな?)受けなければ解除されない。
ポポロだとダメージがカンスト(999)する可能性すらある。ちなみにプレイヤーのHPの最大値は500。2回死んでいる。
あとはゴールデンスライムのマダンテはHPが99以下の時食らうと即死なので下手に足踏みしてもやられる。
アイテムも落ちておらず、敵も同じヤツばかりなのですぐ飽きるダンジョン。
■まぼろしの洞窟
超ドMプレイヤー向けのダンジョン。持ち込み不可でレベル1からな上に経験値は一切もらえない。仲間にもならない。
初期HPは15のままであり、敵の攻撃は全て即死なので1回でも攻撃されると終わる。
その上遠距離攻撃や倍速で動くモンスターも出て来るため突然死も良くある。
幸いアイテムはほとんど敵から身を守れるものばかりなのでそれらを駆使して踏破を目指す。
ワープの壺はこのダンジョンにおいて便利なアイテムだがむやみに使うとワープした先に敵がいて死ぬ。
まずはハラヘラズの指輪が置いてある30Fを目標にするといいだろう。
当然ここもポポロで挑むと難易度が上昇する。
失うものが少ないため結構気軽に挑戦できるダンジョンであり、異世界ほど神経を削られることはない。お主が本気でクリアを目指すなら話は別じゃがな・・・。
それからクリア後、初めからプレイするとバリナボチャレンジモードという超絶地獄級のドMプレイができる。
ルールは単純で、死んだらストーリーの最初に戻されるという変態廃人クソゲー。
たとえクリア後の隠しダンジョンだろうが一発勝負でクリアしなければならず、一度でも死んだらやり直しである。
どのダンジョンに入る際もオートセーブされ、不当に中断しても最初からやり直しであるため停電でもゲームオーバーになる。
ただでさえ理不尽に難しいゲームな上に、世界樹の葉は買い物以外では入手できない。とどのつまりリアル人生ゲーム難易度ナイトメアヘルモードのことである。コンティニュー不可・死んだら終わりの問答無用ゲー。
このゲームの製作者は悪魔か何かだ。
このゲームにハマった場合、攻略サイトを見るのもいいが攻略本(上下巻)も読んでみて欲しい。
攻略本は面白いことが色々書かれている。特にお悩み相談室のコーナーはあるある話から変態廃人話まで色んなプレイヤーの目線で会話がなされていて笑える。
340円
楽天
|
520円
楽天
|
まぼろしの洞窟は意外に中毒性があったりするが、やはり何度も挑戦するのは異世界の迷宮になるだろう。
攻略サイトを見てもおそらく異世界の情報が多いはずだ。
それにしても1つのダンジョンが本編のストーリーよりも長いのは驚愕に値する。
本編がただのチュートリアルに過ぎないという恐るべきゲームである。
1000回遊べるというのがキャッチコピーだが、下手すると一生遊べるゲーム。それでもクリアできるかどうかは定かではない・・・。
【総評】
トルネコの大冒険3
熱中度:S
感動度:B
快適度:B
難易度:SS
持続度:EX
とは言えこのゲームは異世界の迷宮が全てだと思うので異世界の評価を下したい。
異世界トルネコ編
熱中度:SSS
感動度:SS(クリアできればの話だが)
快適度:C
難易度:SSS
持続度:SSS
凶悪度:SSS
廃人度:SS
総合:EX
一見評価は良さそうに見えるが、ランクを付けるとするとA~A+といったところだろう。
実際のところは理不尽なまでに難しく、ゲームバランスが取れていないという点で評価は大きく下がる。が、それでも長く遊べるという点は素晴らしい長所だ。このゲームははっきり言って人を選びすぎるので評価不能と判定する。
異世界ポポロ編
熱中度:EX
感動度:EX(クリア出来た喜びは何物にも代えられないだろう)
快適度:D(とにかく時間がかかりテンポが悪すぎる)
難易度:EX
持続度:EX
凶悪度:EX
廃人度:EX
変態度:EX
総合:EX
とにかく全てが異次元級であり、このゲームをスカウターか何かで計測などしようものなら大爆発を起こすだろう。とにかく半端でない仕様だ。
そもそも難易度が高い低いという表現すらできるか怪しい。
理不尽極まりないゲームバランスであり、膨大な時間・集中力・精神力・プレイングテクニック・運の良さが必要となる地獄のようなゲーム。
これほど精神的にダメージを受けるゲームもそうはないだろう。その分クリアした時の達成感も凄まじいものがある。
このダンジョンを何度もクリアしているプレイヤーは間違いなく廃人か変態のどちらかだ(褒め言葉)。極めればポポロ編の方が安定してクリアできるなどと言い出す変態もいるらしい。
バリナボチャレンジモードで異世界ポポロをクリアできたプレイヤーは冗談抜きで伝説級のゲーマーに認定できる。
このゲームもリメイクしてPS4で出してもらいたいものだ。もし出る場合は、言うまでもないがゲームバランスを調整しておいてくれ…
ドMゲーマーやニートにオススメのゲームである。特にニートは生きる目標にさえなるかもしれないし、逆にあまりに理不尽なやられ方をしまくったせいで自殺の原因にすらなるかもしれない。
オレは異世界ポポロは70階ぐらいまでしか行けずクリアできなかったので、未プレイ者または未クリア者がいたら是非クリアを目指して欲しい。
940円
楽天
|
出)体力3以下フォロワーの消滅(一部できないものも有。要相談)
求)進化権